閉会式終了後、演説台のうえでポーズを決める外国人メディア関係者

2021年8月8日夜におこなわれた東京五輪の閉会式。東京スカパラダイスオーケストラの演奏や、BMXなどのパフォーマンス、
和太鼓演奏、東京音頭などが盛大におこなわれた。

この演出に、ネット上では批判の声が殺到している。「くどくて退屈」「統一感がなく単純につまらなかった」「日本人であることが
恥ずかしい」など、枚挙に暇がないほどだ。さらに、閉会式中に米国選手の一部が喫煙していたことも発覚した。

「あまりに準備不足でした。閉会式のオペレーションが満足にできていないのです。それが如実に表われたのは閉会式終了後、
テレビの中継が終わったときですよ」

と語るのはスポーツ紙記者だ。

「式典中は、国立競技場のどのエリアにどういうメディアや関係者が立ち入りできるか、一応制限されていたんです。しかし式の
終了後は、なぜかフィールド内に関係者であれば誰でも降りることができ、メディア関係者やスタッフなどが勝手に降りて
記念撮影にいそしんでいました。聖火台のすぐそばまで近寄ることもできましたよ」

特に人気だったのは、IOCのバッハ会長が閉会宣言をおこなった演説台だった。

「あまりに人気すぎて、行列ができるほどでした。みんな演説台に立って、少し偉そうなポーズを取って“バッハごっこ”を
するんですよ(笑)。最終的にはマスコットキャラクターのミライトワまでもが登壇し、会場は大盛り上がりでした。よくいえば、
大きな体育祭が終わった後のような雰囲気です。でも、3兆円以上注ぎ込んだと言われる五輪の閉会式としてはあまりに
杜撰と言わざるを得ません。これほどセキュリティが甘いのであれば、式典中に悪意を持った人間がフィールド内に
侵入することもできたのではないかと思うと、恐ろしいです」

酷評された開会式に始まり、この閉会式。過去最高のメダルラッシュに沸いた五輪とはいえ、運営側の責任を追及する声は
止みそうにない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3fd1c9e512be953351110fef8ab3b8707985468c