敗れた米国のメディアは侍Jの金メダル獲得をどう報じたのか「最大のヒーローは森下」「米国は古参とマイナーの寄せ集め」
2021/8/8(日) 6:40配信

 東京五輪の野球競技の決勝が7日、横浜スタジアムで行われ、日本が米国を2−0で下し悲願の金メダルを獲得した。
日本は今大会で米国に2連勝。2000年のシドニー五輪金メダル以来、頂点に立っておらず、
またしても“野球王国”のプライドを傷つけられた米国のメディアは日本の金メダルと母国の敗戦をどう報じたのか?

■「日本が果てしなく欲してきた金メダル」

 NBCニュースは「チームUSAが日本に完封され、主催国が五輪金メダルを獲得し銀メダルに甘んじる」との見出しを取り、
「5人の日本投手が6安打完封と力を合わせて五輪主催国が米国を2―0で倒した。野球一色である国が初の五輪金メダルを獲得した」と報じた。  

 記事は「土曜日の勝利は五輪主催国がソフトボールでも米国女子を倒して金メダルを獲得したことに続き、五輪の野球場で両方の競技を日本が支配したことを示す。
彼らは週初めの月曜日にも米国に勝っていた」と、米国のお家芸であるソフトボールでも日本に敗れていたこと、今大会で米国は連敗したことを紹介。

 「野球が五輪の舞台で最後に競われたのは2008年の北京五輪で、東京五輪では野球を愛する日本の主張によってソフトボールと共に五輪競技へと戻された。
日本は、米国の国技(野球)に夢中の国だが、これまでで侍ジャパンは、
米国(2000年)、キューバ(1992年、1996年、2004年)と韓国(2008年)という金メダルのグループには入っていなかった」と続け、
日本が野球競技で初めての金メダルを獲得したことを伝えた。

 「2021年の五輪野球で日本が果てしなく欲してきた金メダルを獲得」との見出しを取ったのは、米スポーツ専門チャンネルのESPNだ。

 記事は、「野球は日本では国教のようなもの。甲子園で知られる毎年の高校野球大会は視聴率50%以上をもたらすことができ、スター選手たちは、即座に名声を得る。
米国では五輪については体操、水泳、陸上競技のスター選手に焦点が集まり、野球トーナメントは補足のような位置にあったが、
日本のファンたちは母国が金メダルを勝ち取ることを期待していた。銀メダルでは祝われなかっただろう」と米国の実情を示した上で「地元のチームがその任務を遂行した」と記した。

 そして「巨大なプレッシャーに襲われる中、セ、パ両リーグがベストの選手たちを(五輪で)プレーさせるためにプロ野球の日程を中断してまでオールスターチームを作った。
決勝では古参選手やマイナーリーグによる寄せ集めロスターの米国チームに2―0で勝ち、初めてとなる五輪金メダルを獲得した」と、
米国チームのメンバーがベストではなかったという皮肉を込めて、日本の優勝を伝えた。

 同メディアが、決勝戦のキーマンとして称えたのは5回を3安打5奪三振無失点に抑えた先発の森下暢仁(広島)だ。

 「この日の日本の最大のヒーローは広島カープで成長株の23歳の先発投手、森下暢仁だった。2020年のセリーグ新人王は、右打者の目を忙しく動かした大きく伝統的なカーブボールと、動く直球、
前に踏み出す足の膝を空中で一度止める投球フォームで米国打者のバランスを崩し続け、米国打線を5回無失点に抑えた」と、カーブを効果的に使ったピッチング内容を絶賛。

 「プレッシャーはあったのだろうが、森下は金色のグローブを使用していた。このグローブの色は、日本中の子供の間で大人気になるだろう。
実際に日本の若いスター選手たちにとって大きな一日だった」とも続け、森下に加えて、
先制のソロ本塁打を放った21歳の村上宗隆(ヤクルト)や7回から8回先頭打者まで好リリーフを見せた23歳の伊藤大海(日ハム)の名前を挙げて、その活躍ぶりを報じている。

 ワシントンポスト紙も、「寄せ集めでも魅力的な一団(米国)は、金メダルを追い求めわずかに及ばず」との見出しを取り、
“寄せ集め”という言葉に米国代表がベストチームではなかったことを凝縮させた。

>>2-5あたりに続く)

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