8/5(木) 18:14配信 朝日新聞デジタル
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3cf6023fd3d6708a51e13b74ef5ce76fdf4bb84

 朝日新聞社と日本高校野球連盟は5日、主催する第103回全国高校野球選手権大会(9日開幕)を前に実施した新型コロナウイルスのPCR検査で、作新学院(栃木)の部員2人の陽性が確認されたと発表した。他の48校は全員が陰性だった。

 作新学院では、大会前検査の実施前に部員1人の陽性が確認されており、感染者は計3人という。朝日新聞社と日本高野連は4日、緊急対策本部を開き、保健所が濃厚接触者はいないとしたことや宿舎入り予定の30人について陰性が確認されたことなどを踏まえ、個別感染と判断。6日に宿舎に入った後、14日の高松商との初戦までの間に、4回のPCR検査を実施するなどして、「大会参加へ向けて、慎重に準備を進めていく」とした。

 陽性となった3人は無症状で現在、自宅待機しているという。

 発表によると、作新学院では今月1日に部員1人の陽性が確認された。保健所は部内に濃厚接触者はいないとした。2日に指定宿舎入り予定の32人を対象に大会前検査を実施して検体を採取、3日に結果が判明し、部員2人の陽性が確認された。4日の保健所の検査で、陽性が確認されていた2人以外の30人の陰性が改めて確認され、濃厚接触者もいないとされた。

 甲子園大会の新型コロナ感染対策ガイドラインでは、大会参加の可否を判断する際、「集団感染か個別感染かを重視する」としている。