>>1
アニメに恨み節を飛ばしても始まらんのになあ
こういう人みたいに前向きに考えたらどうかねえ

「ドラマファンがオタクと呼ばれる時代が来る」“朝ドラ脚本家”森下佳子を突き動かす危機感
脚本家・森下佳子さんインタビュー #2
https://bunshun.jp/articles/-/13366?page=3

2019/08/10

ドラマを観ること自体が「オタク化」してきている

森下
ありました。たとえば、今回のドラマでは「オタク」をテーマにしていますが、
もはやドラマを観ること自体が「オタク化」してきているのではないか、とも感じています。
私には中学生の娘がいるのですが、彼女が小学生だったときにクラスの子たちに聞いてみたら、
ドラマよりもアニメの方が圧倒的に観ている子が多かったんです。
少なくとも、彼女たちの世代では、ドラマを観ている人のほうが「ドラマオタク」と言われるんじゃないかな。
私たちは昔、アニメを観る人たちを「アニメオタク」と言っていましたが、
実はもうここは逆転しているのではないか、という実感があります。

――なるほど。今ではアニメの方が、若い世代の日常になってきている、と。

より近しい存在ですよね。でもそれはいろんな業界で起きていて、
音楽で言えば、AKB48や乃木坂46のようなアイドルが好きというのも、もう普通のことですよね。
一方で、今や洋楽好きの人の方が、オタクと呼ばれるようになってきている。
私が若かった頃は、洋楽に追いつけ追い越せという文化があって、
みんな頑張ってそれがメジャーだって聞いていたところがあるんですが、
そのような価値観は今と昔ですごく変わってきている気がします。
そうした新しい世代へ、どんなドラマを届ければいいのか。
これは私だけでなく、業界全体が真剣に考え始めている問題だと思います。