毎日新聞
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レスリング女子68キロ級3位決定戦、ウクライナのアラ・チェルカソワ(左)にフォール負けした土性沙羅=幕張メッセAホールで2021年8月3日、徳野仁子撮影
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 東京オリンピック第12日は3日、レスリング女子68キロ級が千葉・幕張メッセAホールで行われ、2016年リオデジャネイロ五輪金メダルの土性沙羅(26)=ジャパンビバレッジ=が3位決定戦で、アラ・チェルカソワ(ウクライナ)に2分33秒でフォール負けし、メダル獲得はならなかった。

 試合後、土性はマットに深々と一礼。今後については未定としながらも「いったん自分の中で一区切り」と述べた。土性のコメントは次の通り。

    ◇

 最後の試合だったので、攻めにいって銅メダルを取るつもりだった。6分間倒れてもいいくらい戦い抜こうと思っていた。そこができなかった。悔しいし、試合内容も良くなかったが、本当にここまで、自分でよくやってこられたなと。(リオ五輪以降は)負けが続いたり、けがが増えたりとかいろいろあった。一人じゃここまでこられなかったし、心も折れそうな時もあったが、支えて応援してもらって五輪のマットに立ててよかった。この五輪を開催してもらったことに心から感謝したい。(最後、マットに深々と一礼したのは)いったん、自分の中で一区切りというか。また、この(五輪という)舞台とマットに立てて感謝という気持ちを込めて、長めにお辞儀をしました。(今後は)終わったばかりで、考えていない。しっかり休んで次のことは考えていきたいと思う。