0001愛の戦士 ★
2021/08/03(火) 11:53:38.38ID:CAP_USER9東京オリンピックで話題を集めているのが、大会の実施競技を示すピクトグラム(絵文字)だ。開会式で特製の衣装を着たパフォーマーがパントマイムを披露すると、直後からSNS(ネット交流サービス)や人気芸人のパロディー動画で反響が広がっている。大会後の利用はどうなるのか、大会組織委員会の広報担当が発言した。
近代五種、陸上、ハンドボールなど50種類の競技のピクトグラムを、スピード感あふれる動きで次々表現したパフォーマンス。開会式を生中継したNHKが、公式チャンネルにこの場面だけを切り抜いた4分54秒の動画を公開すると、再生回数は1200万回を超えた。人気芸人チョコレートプラネットも「ピクトグダグダム」と題してコント仕立ての作品を動画投稿サイトに投稿。こちらも200万回以上の視聴と人気を集めた。
ツイッター上でも、育児漫画を描く「えぽ」さんが「ママリンピック(パパリンピック)」の競技種目として、買い物やおむつ替えといった家事をピクトグラムで表現した画像を公開すると、4万余のリツイートと11万以上の「いいね」を集めた。これまで聞き慣れなかった「ピクトグラム」の6文字だが、開会式の一夜を境に世の中にあふれている。
「人々にどう伝えるかを考えてきたので、あのパフォーマンスで認識してもらってうれしかった」
2019年3月の発表から約2年半。制作に携わったグラフィックデザイナーの廣村正彰さん(66)は、2日の記者会見で笑みを浮かべた。今回のデザインは、五輪でピクトグラムが初めて使用された1964年東京五輪を継承したものだ。「シンプルでピュアな造形」(廣村さん)という当時のデザインを大切にしつつ、ドリブルの動きで表されていたバスケットボールをダンクシュートで表すなど躍動感を際立たせている。
街に繰り出せば、非常口や公衆トイレなどあらゆるところで目に付くピクトグラム。「関係者の間では認知されていたが、一般の人たちに何と呼ばれているのか気にしていた」という廣村さんの懸念も、今後は解消されるはずだ。
こうなると、気になるのが大会後の行方だ。大会組織委によると、東京五輪のピクトグラムは「一義的には国際オリンピック委員会(IOC)の所管になる」(高谷正哲スポークスパーソン)一方で、日本オリンピック委員会(JOC)がイベントなどで利用することは可能という。高谷氏は「生み出された作品が後世にわたり、多くの人の目に触れていけばいい」と話す。
新型コロナウイルスの感染拡大を巡る開催への賛否が渦巻き、すっかり色あせてしまった「五輪レガシー(遺産)」だが、ピクトグラムが一筋の光となるかもしれない。【岩壁峻】
https://news.yahoo.co.jp/articles/57fd192640f1cebcbf9fea8e0278531202d699cf
東京オリンピック開会式で披露された、大会ピクトグラムのパフォーマンス=国立競技場で2021年7月23日午後11時29分、宮間俊樹撮影
https://i.imgur.com/nKhSEcv.jpg