<東京オリンピック(五輪):サッカー・日本1−0チリ>◇女子1次リーグE組◇27日◇宮城スタジアム

サッカー女子日本(なでしこジャパン=FIFAランク10位)が、自力で決勝トーナメントの扉を開いた。チリ(同37位)に1−0で勝利。後半32分、途中出場のFW田中美南(27=INAC神戸)が、
FW岩渕のポストプレーから決勝弾を決めた。カナダとの初戦でPKを外した田中が、
名誉挽回の一撃で銀メダルを獲得した12年ロンドン大会以来の白星を引き寄せた。30日の準々決勝でスウェーデンと対戦する。

細かいミスが続いた。連係面で、チャンスをつくっても、パスの微妙なずれで、自ら攻撃の芽を摘んでしまうことが多々あった。

サッカーで大事と言われるのが縦のライン。強いチームはFW−MF−DF−GKの縦軸がしっかりしている。しかし今大会のなでしこはFWもボランチもセンターバックも、
ほぼ毎試合、何人かは変えていて、センターラインの軸が作り出されてない。特に2ボランチは、3試合とも組み合わせを変えた。

5年かけて作り上げたチームなのに、軸の選手が誰なのかが見られないのは残念でならない。だから、攻撃だけでなく守備の連動性も欠いた。
さらにチリ相手にこれだけ苦戦したのは、サイド攻撃が少なかったのも一因ある。攻撃の幅を自ら狭くして、相手を楽にさせた。
これは3戦通して言えることで、今後の課題でもある。(元なでしこジャパン)

https://news.yahoo.co.jp/articles/0e09ed6f965f0ceef9e0b62400724f1752e6f622