7/21(水) 22:19配信 産経新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee96bdfdf45bbeedf9cdf7b295c5156e0d32b40b
静岡市のPRソング「まるちゃんの静岡音頭」の編曲を、障害がある人への学生時代のいじめを語った記事を理由として東京五輪開会式の楽曲担当を辞任したミュージシャン、小山田圭吾さんが行っていたことに絡み、市は21日夕、利用停止を決めたと発表した。

21日午前に行われた市長定例記者会見の時点では、田辺信宏市長は「(PRソングの使用を)現時点ですぐに中止することは考えていない」と述べていた。だがその後、「小山田さんが編曲している。大丈夫か」「タイミングが悪い」といった市民の意見を考慮。同日夕、市役所のエレベーター内での放送や動画のPR配信を停止するとの報道発表を出した。

PRソングは、ちびまる子ちゃんの作者で同市清水区出身のさくらももこさんが作詞、細野晴臣さんが作曲を担当。市によると、さくらさんが小山田さんに編曲を依頼したという。

このPRソングの災難≠ヘ2度目。最初に歌っていた同市出身のミュージシャン、ピエール瀧さんが平成31年3月、麻薬取締法違反容疑で逮捕され、令和元年7月に執行猶予付きの有罪判決が確定したことでお蔵入りに。今月19日午前、新バージョンとしてまる子役の声優、TARAKOさんを新たな歌唱者に選んで再出発したばかりだったが、同日夜、東京五輪大会組織委員会が小山田さんの引責辞任を発表していた。