国際オリンピック委員会(IOC)は21日、東京都内で総会を開き、2032年夏季五輪・パラリンピックの開催地をオーストラリア東部のブリスベンに決めた。
同国での開催は1956年メルボルン、00年シドニー両大会に続いて3度目となる。

 会場の84%が既存または仮設の計画や、7〜8月が冬で平均最高気温が20〜23度となる温暖な気候が高評価を得ていた。
IOCが1月に実施した世論調査で同国全体、ブリスベンともに開催支持率は66%だった。

 IOCは19年に選定の仕組みを大幅に変更。興味を示す候補と個別に対話しながら、有力都市を早めに「一本釣り」する戦略に転じた。

【共同通信】
https://jp.reuters.com/article/idJP2021072101001010