7/19(月) 12:22
スポーツ報知

茂木健一郎氏、復活V・白鵬への批判に「バリエーションの問題。多様性と伝統は対立概念じゃない」
茂木健一郎氏
 脳科学者の茂木健一郎氏が19日、自身のツイッターを更新。18日の大相撲名古屋場所千秋楽で、7場所ぶり45度目の優勝を果たして復活した横綱・白鵬=宮城野=について、私見を述べた。

 この日、大関・照ノ富士=伊勢ケ浜=との千秋楽全勝対決を小手投げで制した白鵬の相撲内容に賛否両論の声があることについて、「白鵬関を応援すると、相撲の伝統を守らないのかとか意味不明のレスがくるけど、誰も相撲の伝統を否定していない。白鵬関だってリスペクトしているはず」とつづった茂木氏。

 「問題は、その中のバリエーションの問題なのであって、0か1の単純な議論をする人たちは論理の緻密度が足りない。多様性と伝統は対立概念じゃない」と結論づけた。

 さらに連続ツイートすると、「相撲が国技かスポーツか、というのも粗い議論で、国技としての伝統や文化的意味合いはあったとしても、その中でのバリエーションはある」と指摘。

 「長い歴史の中でさまざまな個性をもった力士はいたはずで、その包絡線の中に伝統がある。杓子定規に『国技』を定義する人は単に歴史的豊穣への想像力がないだけ」と続けていた。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/28eef0e6149dfbe5dae0fb795e35e61a5ae42ef4