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2021/07/03(土) 22:32:55.75ID:CAP_USER9https://myjitsu.jp/enta/archives/92315
アイドルや女性芸能人にとって、ストーカーや熱心なアンチによる行動は大きな脅威。リアルとは異なる次元に生きるバーチャルユーチューバーにとっても事情は変わらないらしく、6月30日に大人気VTuber・鈴原るるが脅迫やストーカー行為の被害によって引退を迎えた。
鈴原は、大手VTuber事務所『にじさんじ』に所属していた配信者。美大生のお嬢さまという設定で、『魔界村』や『ダークソウル』などの高難易度ゲームに挑戦することで知られていた。チャンネル登録者は7月1日時点で約58万人に到達しており、間違いなく界隈でもトップクラスの人気配信者だ。
そんな彼女が先月、突如として引退を発表。最後に行われた配信では、引退を決心するにいたった原因について明かした。鈴原によると、以前「果たし状」が届き、警察に相談したことがあったそう。その一件はすでに解決したようだが、他にも同様の被害が何件もあったことを明かし、「直接的にいろいろありました」とも語っていた。
「果たし状」は脅迫状など、手紙による嫌がらせ行為を指す言葉だろう。その一方で、直接的な被害を受けるということは、住所などを特定したうえでのストーカー行為が行われていたことを意味する。
ファンにとってあまりにもやるせない引退理由に、ネット上では《えええええ、まじかあ。引退理由の1つにストーカーなどの第三者が関係してるのは普通につらい…》《怒りしか湧いてこないんだよなぁ》《鈴原の引退理由悲しいなぁ。ストーカーとか脅迫が原因ってのが一番やるせない》《引退理由の一つがストーカー被害ってやばい。本人のせいじゃないのに本人が責任感じてしまっているのが… かわいそう》《果たし状許せなくない? 営業妨害じゃなくて人生妨害でしょ?》と憤りの声が上がっている。
VTuberの“アイドル化”によって高まるリスク
かつてキズナアイが牽引した初期のVTuberは、現実に存在しないキャラクターの一種としてファンに受け入れられていた。しかし最近ではゲーム配信が人気コンテンツとなり、VTuberのストリーマー化が進行。またファンと密にコミュニケーションをとることで、アイドルとして人気を博する者も増加している。
とくにアイドル系のVTuberは、YouTubeの投げ銭機能である「スーパーチャット」と相性がよく、世界ランキングで上位にくるほどの盛り上がりを見せている。手軽に利益を上げられるため、アイドル化を推し進めたいと考えている運営事務所も多いことだろう。
しかしアイドル売りはメリットだけではなく、厄介なファンやアンチが付きやすいというリスクも隣り合わせだ。今回被害を受けた鈴原も、方向性としてはアイドル系のVTuberだった。
また昨年5月には、『ホロライブ』所属の人気VTuber・夜空メルがセクハラや誹謗中傷に悩まされていたことを告白。個人情報を知るような身近な人間が加担していたことも発覚し、大きな物議を醸していた。
もちろんいかなる活動を行おうが本人の自由であり、すべての責任は加害者の側にある。だからこそ、今後は演者を守る仕組みを急速に作り上げていく必要があるのではないだろうか。