https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210701/k10013113501000.html

東京オリンピックの日本選手団の主将を陸上男子の山縣亮太選手が、副主将を卓球女子の石川佳純選手が務めることになりました。これは、JOC=日本オリンピック委員会が1日に発表しました。
JOCは、東京オリンピックの日本選手団について、ジェンダー平等を推進するため主将に加え、夏の大会では初めて副主将を置くことを決め、男女1人ずつを起用する方針で人選を進めてきました。

このうち、選手団の「顔」となる主将には陸上の男子100メートルで6月に9秒95の日本新記録をマークした山縣選手が、副主将には卓球女子で3大会連続の出場となる石川選手が選ばれました。

山縣選手は広島県出身の29歳。
3大会連続のオリンピック出場で、リオデジャネイロ大会では男子400メートルリレーの銀メダル獲得に貢献しました。
2018年のジャカルタアジア大会で日本選手団の主将を務めています。

石川選手は山口県出身の28歳。
こちらも3大会連続のオリンピック出場です。
2012年のロンドン大会で日本卓球史上初のメダルとなる女子団体の銀メダル獲得に貢献し、リオデジャネイロ大会でも女子団体で2大会連続となる銅メダルを獲得しています。
JOCは、男女1人ずつを起用する方針を示している旗手については、後日発表するとしていますが、男子はバスケットボールの八村塁選手、女子はレスリングの須崎優衣選手を起用することで最終的な調整を進めています。

山縣選手はJOCを通して「自国開催のオリンピックにおいて日本代表選手団主将を拝命し、大きな責任を感じています。非常に難しい状況ですが、私たちがやるべきことは変わらないと思っています。日の丸の誇りを胸に行動規範を順守し、日本代表選手団として国民の皆様に少しでも前向きなニュースを届けられる様、精いっぱい努めて参りたいと思います」とコメントしています

石川選手は「このたびは日本代表選手団の副主将の重責を担わせていただくことを大変光栄に感じています。出場する全選手にとって、今回の東京オリンピックはホーム開催という特別な大会です。選手は、ここに至るまで、さまざまな制約がある中でも最大限の準備をしてきたと思います。そして、この舞台に立てるありがたさを感じながら、本番では全力を尽くすことで一人でも多くの方に前向きな気持ちになってもらえればうれしいです。日本代表選手団への応援、よろしくお願いします」とコメントしています。

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