日刊スポーツ
亀田興毅会長(左)と皇治
RIZINの人気選手、皇治(32=TEAM ONE)が「亀田家」でプロボクサーに転身する可能性が出てきた。
元世界3階級制覇王者で3150ファイトクラブの亀田興毅会長(34)が28日、友人の皇治に近い将来、所属のオファーを出したい意向を明かした。
皇治は27日に大阪で行われたRIZIN29でキックトーナメントに出場し、決勝で白鳥大珠(25)に判定で敗れた。皇治は敗れた結果以上に、梅野との1回戦で偶然のバッティングにより相手が試合続行不可能でノーコンテスト(無効試合)となったことを猛省。試合後は「若い選手に盛り上げてほしい」と引退を示唆する一方、榊原CEOは看板選手だけに「まだ戦いに挑むべきと思っている」と引き留める意向を示していた。
興毅会長は、家族ぐるみで友人関係でもある皇治のボクシングセンスに注目してきた。皇治は元WBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志氏の指導で、ボクシング技術を磨いてきたという。引退を示唆した皇治に即座に電話連絡。「K−1、RIZINと渡ってきて、最後にオリンピック競技でもあるボクシングという大きな舞台へ挑戦してみるのもいいのでは」と激励、皇治も今後の展望のひとつとして話を受け止めたという。
皇治の今後は未定だが、「亀田家入り」が今後の大きな選択肢として浮上した。皇治はビッグマウスに加え、バッティング問題でネット上が炎上。それも興毅会長は「うちは炎上には慣れている。炎上兄弟やな」と平然と構える。
来年5月6日に33歳となるが日本の規則上は34歳までにプロテストを申請すれば受験可能。同じくスター選手の那須川天心(22)も来春のボクシング転向を表明している。RIZINから新たなステージへ。亀田興毅がその可能性に動きだす。
◆皇治(こうじ) 本名・田中宏治。1989年(平元)5月6日、大阪府池田市生まれ。4歳から空手と日本拳法に取り組む。K−1のライト級、ウエルター級元王者。20年からRIZIN参戦。同年9月に那須川天心と対戦し判定負け。派手な言動で人気選手となる。通算戦績は28勝(10KO)2分け15敗。身長173センチ。
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