中居正広の冠番組がまた消えるのか。10月より、TBSの安住紳一郎アナが朝の帯番組を担当するが、現在司会を務める「ぴったんこカン・カン」(金曜20:00〜)は終了することになった。その煽りを受けて、後番組の“金スマ”「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(金曜20:57〜)も終わる可能性が出てきたというのだ。

“金スマ”は01年10月にスタートし、今年ちょうど20年を迎える長寿番組だ。09年4月からは「ぴったんこカン・カン」が火曜放送から金曜に移ったことで、人気番組が連なることに。民放プロデューサーは言う。

「さらに11年10月からは、19時枠に爆笑問題の『爆報! THEフライデー』が加わり、金曜夜は二桁の視聴率を誇る人気バラエティ番組の3本立てとなった。それが非常にいい流れとなって、続く22時からの金曜ドラマの数字も引っ張り上げ、TBSを支えてきました」

 ところが今年3月に「爆報」が終了し、10月には「ぴったんこ」まで終了することに。

いい流れが止まった
「高視聴率の『ぴったんこ』のおかげもあって、『金スマ』もいい数字を取ってきたのですが、最近はその恩恵もなくなりました。4月からは『爆報』の後継番組『オオカミ少年』がスタートしましたが、かつての3本立ての流れにはなっていません」

 4月16日の『オオカミ少年』の初回は3時間スペシャルで1本編成となった。23日は「オオカミ」と「金スマ」2時間スペシャルとなり、30日は「オオカミ」と「ぴったんこ」2時間といった具合で、今のところ3番組が顔を揃えたことはない。

「特に『金スマ』の放送が減りました。たまに放送しても“ワタナベ芸人大集合”(3月26日)や、“モー娘。”(4月2日)、“『リコカツ』と『ドラゴン桜』の番宣”(4月23日)、そしてアニメの声優さんたちを一同に介した“青ニプロ声優”(5月7日)を最後に丸々1カ月、放送がありません」

 放送した企画もこれまでやらなかったような内容だ。

改編候補入り
「『金スマ』の視聴率が悪いため、『金スマ』はじめ『ぴったんこ』、『うたばん』、『アサ秘ジャーナル』といった人気番組を手がけた名物プロデューサーが、“どんなことをしても平均視聴率を上げろ!”とゲキを飛ばしたためです。彼は現在、制作・編成の幹部に出世しているのですが、自身が携わった番組をなくしたくはありませんからね。しかし、なぜ今このスペシャルの放送するのか? と考えてしまうような番組となり、視聴率は上がらなかった。結局、今秋の改編対象番組としてリスト入りしているそうです」

 その間、安住アナが早朝の帯番組を担当することが決まり、「ぴったんこ」の降板と番組終了も決まったというわけだ。

「安住アナは『金スマ』にも進行役で出演しています。司会を務めた『ぴったんこ』を降りたのですから、『金スマ』だって無理かもしれませんね」

 思えば、中居がジャニーズ事務所から独立して丸1年が経った。退所時にレギュラー番組は5本あったが、今年3月に「新・日本男児と中居」(日本テレビ)が終了して現在は4本に。さらに「金スマ」もなくなるというのだろうか。

「実は『金スマ』がこれまでなくならなかったのはジャニーズ事務所への忖度です。もともと『金スマ』の正式タイトルは『中居正広の金曜日のスマたちへ』でした。もちろんSMAPの“スマ”でしたが、それが“スマイル”に変わったのは16年2月。SMAP解散が報じられ、『SMAP×SMAP』(フジテレビ)で彼らが解散騒動を謝罪した直後のこと。もはや解散が避けられない状態となり、番組名の“スマ”を“スマイル”に変更した経緯があります」

全文はソース元で
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5e3103a01326deb588f7dafff5039797a0ba115
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