◆ 150キロ超計測し84球で降板

 ヤクルトの奥川恭伸投手(20)は8日、ロッテとの交流戦(ZOZOマリン)に先発登板したが、5回12安打6失点と打ち込まれ今季2敗目(2勝)を喫した。

 奥川は初回から3点の援護をもらって登板。立ち上がりから最速153キロを計測したストレートを軸にロッテ打線に強気な投球を見せるも、3回に3番・中村奨吾に同点ソロを放り込まれると、5回には二死無走者からレアードに14号ソロを被弾。5イニング・84球を投げ、いずれも自己ワーストの12安打6失点で降板となった。

 8日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の真中満氏は、「150キロを超えるようなストレートを投げていたんですよ。ただ、カウントをとりにいったり、勝負球が甘くなったり、中に入ったボールを打たれた。もったいない投球になった」と、奥川の投球を振り返った。

 ただ、6点目を失った直後に連打を浴びてもなお続投し、5回を投げきった点については、「5回に代えてもいい場面があったんですけど、高津監督は投げさせた。これは育成といいますか、経験も含めた登板だったのかと思います」とコメント。

 また、同番組に電話出演した笘篠賢治氏も「イニングや球数を増やしながら、彼を一流のピッチャーに育てるために、この1試合を奥川くんに与えているというね。育成という部分が見えます」と、その起用法に言及した。

 番組MCを務めた大久保博元氏は「これ全部が肥やしになるんです。もともと良いものを持っているんですから、これからです」と総括。エース候補のさらなる成長に期待を寄せていた。


https://news.yahoo.co.jp/articles/b726cecad59dc41eee71010cf1c63be4b16d593d
6/9(水) 6:44配信

https://npb.jp/bis/players/31735151.html
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