0001砂漠のマスカレード ★
2021/06/07(月) 13:28:22.57ID:CAP_USER9決勝が行われ、静岡学園が4年ぶり7度目の優勝を飾った。一時は清水東に1―3とリードを許したが、後半25分にMF川谷凪、同28分にDF松永颯汰がゴールを奪って同点。延長戦で決着がつかず迎えたPK戦で、主将のGK生嶋健太郎(いずれも3年)が2本止めて6―5で勝った。
静学の頼れる守護神、生嶋がまた止めた。20分間の延長戦で勝負が決まらず、迎えたPK戦。清水東2人目のキックを右に跳んでつかむと、7人目のシュートも横っ跳びで止めてガッツポーズ。浜松開誠館との準決勝でも2本止めてPK戦を制しており、自信があった。「セーブは得意。感覚で跳びました」と笑った。
厳しい試合だった。前半8分に先制も、1分後に追いつかれ、同38分に勝ち越された。今大会で初めて追う展開となり、後半9分にも加点されて2点ビハインド。「焦りはあった」と生嶋は振り返る。
だが諦めなかった。両サイドバックが猛然と攻め上がって総攻撃。序盤からハイプレスをかけ続け、足が止まった清水東の守備を崩す。MF川谷が「やるしかない」と同25分にネットを揺らすと、3分後にはDF松永がドリブルで切れ込んで同点弾。「トラップした瞬間にシュートコースが見えた」と白い歯を見せた。
もともと松永は攻撃の選手。優勝した2月の新人戦決勝では、FWで先発して先制点を挙げている。選手層が厚いため、先月のプリンスリーグからサイドバックに配置転換となったが、優れた攻撃センスを勝負所で発揮した。「大一番で点が取れてうれしい」と今大会初ゴールを喜んだ。
優勝した19年度の選手権以来、1年半ぶりの全国切符だ。川口修監督(47)は「PK戦に行く前に決着をつけたかった。もっと攻撃力を磨かないと」と課題を挙げた。松永も「サイドバックとして3失点は反省点。もっと守備力を高めたい」と気を引き締めた。
それでも劣勢をはね返しての県2冠達成で、イレブンは精神的に強くなった。生嶋主将は「全国大会では圧倒的な力を見せて日本一になる」と宣言。「静学旋風」を、また巻き起こしてみせる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c5efcb9c2ab460da6da2c4a7acb4b323448aa976
6/7(月) 11:43配信