5月最後となった29・30日の週末映画動員ランキング。上位ランクイン作品に動きのある結果となった。

公開6週目の『るろうに剣心 最終章 The Final』が初の1位に!

今週の1位に輝いたのは、公開6週目にして初の首位を獲得した『るろうに剣心 最終章 The Final』。土日2日間で動員7万8000人、興収1億1400万円をあげ、累計では動員226万人、興収31億円を突破している。今週末の6月4日(金)からは『るろうに剣心 最終章 The Beginning』も公開予定で、本作への期待を感じさせる結果となった。

先週3位でスタートした『地獄の花園』は、動員6万3000人、興収8600万円をあげ2位に浮上。先週1位だった『いのちの停車場』は3位としている。また、公開7週目の『名探偵コナン 緋色の弾丸』は4位とし、累計の動員が470万人、興収は65億円を記録している。一方、先週ついに累計興収400億円突破を成し遂げた『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、昨年10月16日の公開からトップ10をキープし続けていたが、公開33週目にしての初の圏外となった。

■『クルエラ』、『HOKUSAI』、『アオラレ』がトップ10入り

新作からは、『101匹わんちゃん大行進』(61)に登場する悪役の誕生秘話を、『ラ・ラ・ランド』(16)でアカデミー賞主演女優賞に輝いたエマ・ストーン主演で描いた『クルエラ』が6位に初登場。柳楽優弥と田中泯がW主演でそれぞれが若き日と老年期の葛飾北斎を演じる『HOKUSAI』は7位、ラッセル・クロウが凶悪なあおり運転常習犯を演じたスリラー『アオラレ』も9位でスタートしている。

■ミニシアターランキングはトップ5がすべて新作に

小規模公開作品を対象とするミニシアターランキングは、トップ5すべてが新作という結果に。1位には、元トーキング・ヘッズのフロントマン、デイヴィッド・バーンが2019年にブロードウェイで実施したショーを、鬼才スパイク・リーが撮影した『アメリカン・ユートピア』がランクインした。

続く2位に倒産寸前のバラ園の再建に奮闘する頑固なバラ育種家たちを描く『ローズメイカー 奇跡のバラ』が、“ソウルの女王”アレサ・フランクリンが1972年1月にロサンゼルスにあるニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会で2日間にわたって行った伝説のライブに迫ったドキュメンタリー『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』は3位に登場。映画監督で写真家の日比遊一の実体験を基にした人間ドラマ『名も無い日』が4位、1960年代後半のフランスにある花嫁学校を舞台にした『5月の花嫁学校』が5位に入っている。

今週は、浜辺美波がギャンブル狂のヒロインを演じる人気漫画の実写映画第2弾『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』(公開中)のほか、上記の『るろうに剣心 最終章 The Beginning』や、映画製作に奮闘する人たちの奮闘を描くアニメーション『映画大好きポンポさん』といったタイトルが控えている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f571cb6622493173a77da79826b52a60632df1bd
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