【映画】『影武者』で不遇から復活した黒澤明 “もう終わった”と囁かれた時期も… 4億円の城セットを燃やした意地 [muffin★]
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
https://www.news-postseven.com/archives/20210529_1662216.html?DETAIL
不屈の精神で危機を乗り越える姿に、人々は熱狂する。昭和の時代、映画界において大復活を遂げた傑物がいた。世界の映画人に多大な影響を与え、「世界のクロサワ」と称された黒澤明にも、“もう終わった”と囁かれた時期があったのだ。
作品へのこだわりから制作費が巨額になり、多額の借金を抱えた黒澤は、『赤ひげ』(1965年)の後、米国のエンバシー・ピクチャーズとの共同制作に乗り出したが、すったもんだの挙げ句、頓挫してしまう。多くの黒澤作品にスクリプター、編集などで参加してきた野上照代氏が振り返る。
「リアリティを追求する黒澤監督の仕事のやり方が米国側のスタッフに理解されなかった。その後、20世紀フォックスとの共同で『トラ・トラ・トラ!』(1967年)の日本パートを監督することになりましたが、表向きは健康上の理由ということで降ろされてしまった」
1970年に『どですかでん』を監督したが、ヒットせず、さらなる借金を抱えることに。その翌年、黒澤は自宅の浴室で首と手首を切り、自殺未遂騒ぎを起こした。テレビに押され、映画そのものが斜陽の時代を迎えていた。だが、黒澤は『影武者』(1980年)で再びその名を世界に轟かせる。
「不遇が続いて、近くで見ていて気の毒なくらいでした。そんななか海外に行く機会があって、黒澤に影響を受けたジョージ・ルーカスやフランシス・コッポラたちと親交を深めることができた。そして彼らが米国の会社につないでくれたことで『影武者』を撮ることになったんです。
カンヌ国際映画祭にも一緒に行きましたが、パルム・ドール(最高賞)を獲ってホッとした様子でした」(同前)
『影武者』に続いて制作され、アカデミー賞監督賞にノミネートされた『乱』(1985年)では、こんなエピソードがあった。
「プロデューサーには予算やスケジュールなどで歯止めをかける役割もあるけど、黒澤監督は言うことを聞きません(笑い)。クライマックスで、4億円かけたお城のセットを燃やすシーンを撮り終えた時は、珍しく『良かったね〜。帰って飲むよ』とご機嫌だったのを覚えています」(同前)
https://www.news-postseven.com/uploads/2021/05/21/GettyImages_kurosawa_akira-500x750.jpg
https://www.news-postseven.com/uploads/2021/05/21/GettyImages_kurosawa_lucas_spielberg-546x750.jpg 「仲代くん、絶対転ばないでよ。君が転んだら4億円がパーだ」 トラトラトラかなんかで、セットの引き出しに入ってた手紙の内容が時代考証に合わないと怒り出して撮影が中断したと聞いた 乱はなぁ
美術的には評価するけど山の平面にポンと本丸だけある城とかさぁ、どうにも評価できねぇわ・・・ 脚本家の菊島隆三や俳優の三船敏郎と決別してから詰まらなくなった黒澤映画
やっぱり黒澤一人だけで傑作は作れない 用心棒はほんと名作すぎるよな
時間とかもちょうどいいし
七人の侍は長すぎる 影武者のつぎがリア王なんか。
なんか意味があんのかな。裏と表みたいな。 >>19
カラーになってからどん底
影武者とか乱観ると全盛期もカラーで観たかったわ >>16
用心棒いいよな
あの頃が全盛だな
隠し砦の三悪人とかも何回観ても面白いし 天国の扉だっけ? 町ひとつつくって映画会社を破産させたやつ 黒澤のカラー作ってリアリティより違和感をワザと作ってるのかなと思ってたが
そうでもないのか >>7
真後ろで炎が上がってるのに
長い石段を下見ないで降りてかつ演技する
NG許されないプレッシャーの中で「転ぶなよ」www 俺の黒澤一番は野良犬だな
三船の魅力と無国籍っぽい雰囲気 天国と地獄(1963年)
赤ひげ(1965年)
どですかでん(1970年)
デルス・ウザーラ(1975年)
影武者(1980年)
乱(1985年)
夢(1990年)
八月の狂詩曲(1991年)
まあだだよ(1993年) 影武者はライフワークとかいって当時のCMとか広告凄かったもんな 暴走機関車を撮ってたら、今ごろは
アクション映画のお手本になってただろうに
残念だよな 乱は一番好き
他のほとんどの黒沢映画は音楽が良くない
武満徹は喧嘩別れしながらもいい音楽を作った 孫の黒澤優可愛いかったのにソフィアの松岡と結婚してからパッタリ見なくなったな >>35
欲があったら国際的にガンガン活躍できたろうな
その気がないならしょうがない でも「まあだだよ」を撮ってる時、みんなは「もういいよ」って言ってたんだよなw >>35
伝説の教師に出てた生徒の中で別格な存在だったから
正直松岡と結婚したの勿体なかった >>37
夢もね。退屈だから劇場の居眠りで夢見たってなw >>15
三船とやらなくなってから全部だめだよね
まぁカラーになってから >>28あの女が回転するシーンを見て度肝を抜かれたわ >>43
三船とは真逆だわな
勝新と若山の影武者見たかった 勝新でも三船の代わりにはならんわ
仲代は主演に対峙して主役を光らせる役割の役者で自らが主役になる器ではない
まあこれは三船が居るからそうなるんだけど
やはり黒澤映画は三船あってのもの 中弛みするけど『まあだだよ』は好きだな宴会芸でも迫力ある映像撮れてるし 他人に任すという勇気
どうしたら楽して良い物ができるかという怠け者の発想
このスキルを昭和30年代前半に得てたらなぁ。
スピルバーグは1941でやらかしてレイダースでルーカスにあれこれ言われてそのスキルを得た。
アラブ人と剣闘さすと見せ掛けてピストルズトーンと撃ち抜くシーンは本当に優秀。 YouTubeで撮影風景見たけど役者がめっちゃ怒られてて怖かったw
プレッシャー半端なかっただろうね
でも三船と志村喬がいた頃の撮影裏も映像残ってたら良かったのに 生きてたら今の歌舞伎崩れ共のクソ演技見て何を言うかな? >>53
言っても黒澤の凄さって金集めて超大作を最後まで作り上げるところも含まれるからな >>47
アレは確かハリソンフォードがお腹の調子が悪くアクション出来ないので急きょ変更した。 >>53
溝口健二や小津もだろ
ただみんなスタイルが違うし黒澤も偉大 昔はいい俳優が多かったな
顔も濃いし、
今はアッサリしすぎ 乱は良かった
そもそも「どですかでん」は売れないの分かってたと思うけどなぁ 観た人に勝手に深読みさせるスタイル
作品自体は普通 カラーである事を意識しすぎたんだな
ゲーム開発でゲーム機の性能を使いきらないといけないと意識するみたいな >>28
三船ってスペイン語できないのにメキシコ映画に出て何とかなったんだよね確か >>62
セリフ全く覚えない丹羽哲郎が大スターになれたのが映像の世界
言葉のハンディなんて大したことないのさw >>49
用心棒の特報見ると、スタッフか取材で来た記者たちが8ミリカメラ
回してる姿が映ってる。こののフィルムがどこかに現存してるかも。 >>62
フィルム時代の映画撮影はキューブリック見たいに同録にこだわる人もいたけど
SEとかも後でつけるから大体アフレコ、どうしても使えないなら声だけ別人にすりゃいいくらいの感覚じゃ? >>29
『乱』以降の3作も正直つまんなかったなあ どですかでんのウィキ見たら「貧しくも精一杯生きる人々の生活を描いた」
と書いてあったけど
そんなレベルじゃないだろ
ブラジルのスラムの人々も度肝抜かれる修羅の国の生活だよ 乱のドキュメンタリーがつべにおいてあるけど
黒澤監督が思ったよりも穏やかに演出していて意外だった
井川比佐志がNG出しまくるけどデコスケとか言って怒鳴らなかった 今だと究極のパワハラ上司だな、天皇と呼ばれてたみたいだし 影武者のNHKドキュメンタリーはやばい
いままでと違うスタッフで意思疎通ができなくて
パワハラしまくりで、ワタミ並みに狂ってる
で肝心の映画が、つまらない問題
時代劇研究の春日は褒めてるが、マジつまらんぞ 影武者は馬の死体の場面、乱は騎馬武者が撃ち落とされる場面が異様に冗長なのがな。
「せっかく作ったんだから見ろよ」みたいな貧乏臭さが嫌だ。 >>1
> 1970年に『どですかでん』を監督したが、ヒットせず、さらなる借金を抱えることに。その翌年、黒澤は自宅の浴室で首と手首を切り、自殺未遂騒ぎを起こした。
あの映画の後にそんなことになっていたとは…
田中邦衛が気持ちよさそうに♪どですかで〜んと歌うのにヒットしなかったのか >>10
政府への嘆願状の小道具の中に、ヤクザ映画で使う果たし状が入っていたんだっけ。
あと、セット内で吊るされていたカーテンが折り目の残った新品だったので、キレて帰ったってのも聞いた。
その後映画スタッフが夜通し霧吹き吹き掛けて折り目を取ったんだとか。
赤ひげの小道具担当した人のインタビュー読んだら、映画で出てくる薬箪笥は全て引出しが開くようになってて、
しかもその引出しの内側は薬による化学反応で変色したように着色してたんだそうだ(因みに作中で引出しを開く場面は無し)。
「何でそこまでやるんですか?」とインタビュアーが聞くと「だって、撮影現場に入った黒澤さんが、何の気なしに引出し
開けようとして開かなかったら、そこで機嫌損ねて帰っちゃうんだもん。で、引出しが開いたら開いたで、その中身が
生っ白い生木の状態だったら、それでまた黒澤さん機嫌損ねて帰っちゃうんだもん」との返答だった。 >>14
あれ笑えるよねwww
クロサワマニアに指摘したら、
「三の城は国境の出城で、あくまで砦としての機能に特化してんだからあれでいいんだよ!」とか怒りだして、
なんだかなーと思ったよ キン肉マンソルジャーが立てこもった強盗を油断させるために神父に変装して近づくというキン肉マン屈指の迷シーンだが……その元ネタが七人の侍だと後から知って、ゆでって意外と教養あるんだなと感心した。 影武者もダラダラ長かったような…
邦画でも字幕出さないとセリフがわからんw >>77
それでも溝口よりは優しかったようでw
>>53
内田吐夢はフィルムがかなり失われてるから過小評価されてると思う
「限りなき前進」や「土」の完全版があればなあ >>77
ソレは大道具さんがダメ
見た瞬間、買ったばっかりって分かったらそりゃ映画がぶち壊し 仲代は切腹は凄いいいんだけど、
乱と影武者はなあ。乱なんて三船がやったらよかったのに。 ビートルたけしがバイク事故を自殺だったかもとか言い出したのは黒澤明の自殺未遂をヒントにしたのか
とことんクズだな >>64
プロデューサーが撮った8mmフィルムは国立映画アーカイブに寄贈されてる
前に上映されたよ >>37 >>40
w
得意技は手のひらクルクルw
キモヲタ腐り過ぎてくっせw >>1 >>80
w
おまエラきもをたが激アゲするのは外ればかりという事実w >>1 >>29
最後の二本があからさまに力落ちてたの覚えてる 影武者の前にデルスウザーラでアカデミー賞取ってね? >>18
企画や脚本自体は乱の方が先だった
制作費がかかりすぎるので実現に時間がかかっただけで >>62
三船が出た黒澤作品も半分くらいは日本語できなくても何とかなりそう
どうせ聞き取れないし 城の炎上ってそんなに凄い絵になってたっけ?
金の話ばかり先行して、え?ってなった記憶 >>4
黒澤監督の座右の銘が
「悪魔のように細心に、天使のように大胆に」
大柄ですぐに怒鳴るイメージとは裏腹に内面は繊細だったんじゃないかな ドラ平太は市川崑の絵が綺麗すぎるんだよなー
役所広司が最高にハマってるだけになんとも惜しい >>74
女性描くとなると聖女か悪女の両極端に走るのは宮崎駿とよく似ているね >>80
ゆでたまごは映画かなり観てるよ
黒澤作品だけじゃなく引用が凄く多い ソルジャー以前に初期の宇宙野武士とかもまんま七人の侍だしな >>74 >>97
黒澤が溝口と成瀬を特にリスペクトしてたのはその辺もあるんだろうな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています