ラツィオは27日、シモーネ・インザーギ監督の退任を発表した。クラブの声明には監督の名前がなく、「指揮官の心変わりを尊重する」という異例の形だった。

 6月でラツィオとの契約が満了となるS・インザーギ監督は、前日26日に2024年6月までの契約延長で合意したとの報道も出ていたが、一転して退任が決まった。そのため、クラブは声明で「監督と選手として長年ラツィオの一員であり、ビアンコチェレスティ(ラツィオの愛称)に多くの成功をもたらした指揮官の心変わりを尊重します」とだけコメントしている。

 なお、イタリアメディア『スカイスポーツ』によると、ラツィオを退団が決まったイタリア人指揮官は、前日26日にアントニオ・コンテ監督の退任を発表したインテルの新指揮官に就任することが有力視されているようだ。

 現在45歳のイタリア人指揮官は現役時代にラツィオなどで活躍し、2010年の現役時代後は同クラブの下部組織で指揮官を歴任。2016年4月からシーズン終了までトップチームを暫定的に率いたが、夏に就任したマルセロ・ビエルサ監督がわずか2日で辞任したため、同年7月に正指揮官として再就任した。それから5シーズンにわたり公式戦249試合で指揮を取り、2018−19シーズンには6年ぶりのコッパ・イタリア制覇に導いた。

SOCCER KING
5/28(金) 4:16
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