ヨーロッパリーグ(EL)決勝が26日に行われ、ビジャレアルとマンチェスター・Uが対戦した。

 クラブ史上初のEL決勝進出を果たしたビジャレアルと4年ぶり2度目の優勝を狙うマンチェスター・Uがポーランドのアリーナ・グダニスクで激突した。両チームの対決は2008年11月以来で、これまでチャンピオンズリーグのグループステージで4度対戦しているが、4試合ともスコアレスドローで終わっていた。

 試合は29分、ビジャレアルが先手を取った。左サイドのFKでダニエル・パレホがゴール前にボールを送ると、ファーポスト前に飛び出したジェラール・モレノが右足で合わせて先制のゴールネットを揺らした。

 リードを許したマンチェスター・Uは後半に入って反撃に成功した。55分、左CKのこぼれ球をペナルティエリア前中央のマーカス・ラッシュフォードがダイレクトで叩く。すると、シュートはゴール前のDFとスコット・マクトミネイに当たり、最後はエディンソン・カバーニがこぼれ球を押し込んで同点ゴールを奪った。

 追いついたマンチェスター・Uは70分、ブルーノ・フェルナンデスの折り返しから決定的なシーンを迎えたが、ゴール前に走り込んだラッシュフォードのシュートは痛恨の枠外。直後の71分には、ルーク・ショーの鋭いクロスにカバーニが頭で合わせたが、これは目の前のDFに当たり、立て続けのチャンスを生かせなかった。

 試合は1−1のまま90分が終了して延長戦に突入。ビジャレアルは100分、パコ・アルカセルがエリア左から右足で狙うが、シュートは枠を捉えなかった。その後もスコアは動かず、延長戦も終了。決着はPK戦に委ねられた。PK戦は先攻のビジャレアルが11人目のGKヘロニモ・ルジまで全員成功したのに対し、後攻のマンチェスター・Uは11人目のGKダビド・デ・ヘアが惜しくもストップされて勝負あり。

 この結果、ビジャレアルがEL初制覇を果たし、クラブ史上初の欧州タイトルを獲得した。また、ビジャレアルのウナイ・エメリ監督にとっては、セビージャ時代に史上初の3連覇を達成して以来、5年ぶり4度目のEL制覇となった。

【スコア】
ビジャレアル 1−1(PK戦:11−10) マンチェスター・U

【得点者】
1−0 29分 ジェラール・モレノ(ビジャレアル)
1−1 55分 エディンソン・カバーニ(マンチェスター・U)

https://news.yahoo.co.jp/articles/570d834272e8400d58d73df88b8af5e7b6b5361b
5/27(木) 6:55配信


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