2021年5月22日 15時1分スポーツ報知 # 芸能

 女優・吉永小百合主演の新作映画「いのちの停車場」(成島出監督)の公開記念舞台あいさつが22日、東京・丸の内TOEIで行われた。同作に出演した歌手・みなみらんぼうが登壇中に体調を崩して急きょ、降板。場内は一時騒然となった。

 みなみは今作で吟遊詩人のバーのマスター役で吉永らと共演。舞台あいさつの途中、何度も咳払いをし、声が出にくい状態になった。水を飲んでノドを整えてみるも、声が思うように出ず、しばしの沈黙の後「ちょっと体の体調がおかしいかも…」と言い、降板した。関係者によれば、貧血に似た状態になったが、少し休むと回復したという。最後の写真撮影には戻ってきて皆を一安心させた。

 全国270館を結んでの衛星生中継中に起きたハプニング。みなみに水を運ぼうと真っ先に立ち上がって動いたのは、吉永だった。そしてたちこめる緊迫ムードを音楽ネタで和ませ、一瞬にして元の明るい雰囲気に戻してみせたのは、西田敏行の機転を利かせたアドリブだった。登壇者の中には今作の原作者で現役医師の南杏子さんも。舞台そでで安静にするみなみの体調を確認するなど、見事な連携プレーが展開していた。

https://hochi.news/articles/20210522-OHT1T51078.html