[ 2021年5月18日 21:32 ]

 時代劇「眠狂四郎」、刑事ドラマ「古畑任三郎」などのテレビ番組で一世を風靡した俳優の田村正和(たむら・まさかず)さんが4月3日午後4時20分、心不全のため東京都港区の病院で死去した。77歳。京都市出身。葬儀・告別式は親族で行った。喪主は妻和枝(かずえ)さん。亡くなってから1カ月以上も経過しての悲報は芸能界に衝撃を走らせた。

 関係者によると、田村さんは港区内の病院に入院していた。今年2月頃にも重体となり、入院したとの情報もあった。

 昭和、平成のテレビ界を彩った大スターだけに共演者、一緒に仕事をした関係者は相当数にのぼる。コロナ禍で盛大な告別式を控える傾向もあり、葬儀は親族のみで済ませたのは故人の遺志だった可能性がある。

 同じく俳優として活躍した長兄の高寛さんは2006年5月16日、脳梗塞のため77歳で死去。この時は高寛さん本人の遺志により、同18日の葬儀後に公表された。その後改めて、往年の映画スターで1953年に亡くなった父、阪東妻三郎さんの命日(7月7日)にお別れ会、天国に送る会が営まれた。

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