SKE荒井優希、負けてなお強烈な印象 長い足から“かかと落とし” - AKB48 : 日刊スポーツ
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[2021年5月4日13時51分]

<東京女子プロレス後楽園大会>◇4日◇無観客試合

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伊藤麻希(左)に必殺のかかと落としを見舞う荒井優希(撮影・河田真司)

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伊藤麻希、遠藤有栖組に敗れ、険しい表情を浮かべる荒井優希

プロレスデビュー戦を迎えたSKE48荒井優希(22)が、「アップアップガールズ(プロレス)」の渡辺未詩(21)とのタッグで、元LinQの伊藤麻希(25)・遠藤有栖(23)組に敗れた。

青と白のコスチュームで入場し、険しい表情でリングに上がったが、アイドルレスラーの先輩にプロレスの厳しさを教わった。試合前からやり合っていた伊藤には首を絞められ、強烈なDDTでリングにたたきつけられた。立ち上がれず、ダウンを取られ、その後も遠藤にはボディースラム、伊藤からはコーナーに追い詰められ、世界一かわいいナックルの洗礼を受けた。アイドルでは決して味わうことのない痛みに、苦しい表情を見せた。

東京と名古屋の往復で満足のいく練習ができない中、短い時間で習得した技を披露しようと必死にもがいた。パートナーの渡辺の援護もあって、中盤から反撃開始。伊藤が倒れている状況で交代した新井は、串刺しバックエルボー、スリーパーホールドと連続攻撃を仕掛けた。そして「ウワーッ」と叫びながら、長い足を生かした強烈なかかと落としを伊藤の頭にさく裂。その後のフォールは惜しくもカウント2に終わったが、団体のトップで活躍する伊藤に強烈な印象を与えた。最後は必殺技・伊藤デラックスでギブアップしたが、次につながる戦いを見せた。

試合後、伊藤からは「弱い」と言われながらも「お前はSKEの荒井優希じゃねえ。プロレスラーの荒井優希だ。今日の試合で満足するなよ、負けたら次は勝て。伊藤麻希をつぶしに来い」とエールをもらった。その後マイクを受け取った新井は涙ながらに「今日は負けちゃったけど、絶対に強くなるので、見ててください!」と前を向いた。

荒井は4月14日、都内で、東京女子プロレスに本格参戦することを表明。同21日のカード発表会見では、伊藤から「SKEの肩書に救われてるヤツにしか見えない」と挑発され、荒井は「すごく悔しい。本番、リングの上で分かってもらえれば大丈夫」と火花を散らしていた。

この日の試合前には「昨日まで緊張したけど今はすごい楽しみ、練習した成果が出せたら。キャリアの長い伊藤と、一番近い先輩の遠藤さん。まだまだ足りない部分が多いですが、アイドルとして私も8年くらいやってきたので頑張りたい。無観客はすごく寂しいけど、(ファンが)画面の向こうで見てくれると信じているので、最後まで見てください」とコメントしていたが、初陣を勝利で飾ることはできなかった。