報知新聞 5/1(土) 6:00

大阪ダービーを担当記者が占う
 2日にC大阪対G大阪の“大阪ダービー”が、C大阪の本拠地・ヤンマースタジアム長居で行われる。大阪府への緊急事態宣言発令のため無観客で行われるが、両クラブ、及びサポーターにとっては大きな意味を持つ一戦。今季最初のライバル対決を、C大阪・種村亮、G大阪・金川誉の両担当記者が「占う」。

 種村記者(C大阪担当)「C大阪は4月、日本代表にも呼ばれたMF坂元、原川という主力の負傷もあって2勝2敗1分けと波に乗れませんでしたが、ここまで5位と上位が狙える位置です。全治期間を考えると、ダービーは2人が戻るタイミングでもあります。さらにFW大久保への負担が大きい前線にも、入国制限により合流が遅れていたオーストラリア代表FWタガートが加わりました。サポーターの後押しがないのはマイナス要素ですが、G大阪よりチーム状況はいいはずです」

 金川記者(G大阪担当)「7試合で1得点の得点力不足は、確かに笑えへん状況や。でも守備は計4失点と安定してるから、まだ17位で踏ん張ってる。点さえ取れれば好転するはず。ということで、4月末に合流したMFウェリントン・シウバに期待。スピードというチームに一番足りてない武器を持ったウェリントンが、2017年の大阪ダービーでデビュー戦ゴールを決めた韓国代表FW黄儀助(現フランス1部ボルドー)のような起爆剤になってくれれば…」

 種村記者「新戦力にすべてをかけますか。崖っぷちですね。通算成績は11勝23敗6分ですけど、うちは直近3戦は負けなし。DF丸橋は『最近はガンバとも互角か、それ以上に戦えるチームになった』と自信を持っています。まだクルピ監督のサッカーは浸透しきってない部分もあるけど、負ける理由は見当たりません」

 金川記者「これやからド素人さんはイヤやわ。ダービーほどそれまでの調子が関係ない試合はないで。19年5月も負ければ最下位転落という絶不調の中で勝ったし。その試合で決勝点のMF倉田も『2年前のダービーでも勝って、勢いに乗った』と言うてたしな。あと16年に当時川崎のFW大久保の肘があごに当たって、流血させられたFW宇佐美のリベンジにも期待や。2人のエースがダービーで相まみえるのは、楽しみしかないわ」

報知新聞社
https://news.yahoo.co.jp/articles/326ca56a9c723c0e4d13e3b2f0a70b5f7f7bfc46