29日も新規感染者が1000人を超え、感染拡大に歯止めが掛からない大阪。
 20日、大阪市内のマンションの入り口には信じられない光景が…。マンショの中にも所狭しと「アホ」と書かれた貼り紙が貼られています。

■“100枚超”の「アホ」張り紙…

 コレガプロレスリング・崔領二代表:「本当にひどい状況で、枚数でいったら100枚超えていたので、それを見た時に、涙が止まらなくて」

 悪質な嫌がらせの被害に遭ったのは、大阪を拠点に活動するプロレス団体「コレガプロレスリング」の代表・崔領二さん。嫌がらせを受けたのは、今回が初めてではないといいます。

 崔代表:「敷地の中に生ごみを入れる人が出てきたりとか、思い出したくもないですけど、動物の死骸とか糞尿(ふんにょう)とか」

■嫌がらせの原因は「コロナ禍に関係」

 なぜ、こんな嫌がらせを受けるようになったのでしょうか?

 崔代表がプロレス団体を立ち上げたのは、大阪で2度目の緊急事態宣言が出されていた今年1月。嫌がらせは、その2週間後から始まりました。

 崔代表:「嫌がらせの内容的には、明らかにコロナ禍に関係しているものだろう。皆でいじめてやれ、みたいな」

 大阪でイベントの無観客開催が要請されるなか、500席あるうち80席に観客を入れて試合を行っている、コレガプロレス。
 補償もなく、無観客にすると月300万円の会場費などが賄えないため、徹底した感染対策を行い、1試合ごとにロープを消毒するなどして開催を続けています。

 崔代表:「安全対策というのは絶対に怠らない。そこが、これからコロナ禍で生きていく、僕たちのあるべき姿勢なんじゃないか」

■嫌がらせには「悪質なものを感じる」

 「アホ」と書かれた貼り紙の嫌がらせに、崔さんは…。

 崔代表:「あいつら、こんなことやっているから徹底的につぶしてやれみたいな。そういう悪質なものをすごく感じますね」

(「羽鳥慎一モーニングショー」2021年4月30日放送分より)

https://news.yahoo.co.jp/articles/a9229774c635228d8c083ca70b67ef3f46ba89ef
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