無観客で静寂に包まれた神宮球場に快音が響いた。丸の強烈な打球は、グングン伸びてバックスクリーンに飛び込んだ。６―３の６回１死、大下の初球を捉えて今季１号ソロ。「打ったのはスライダーです。風に乗ってよく飛んでくれましたね。いい追加点になったと思います」。既に本塁打を放っていた４番・岡本和、５番・スモークに３番・丸も続き「マルオカスモーク」クリーンアップそろい踏みとなった。
新型コロナウイルス陽性判定から２３日の広島戦（東京Ｄ）で１軍復帰後、これで５試合連続安打。その間２０打数９安打、打率４割５分をマークしている。
好調の要因はつなぐ意識だという。「状態が良いというわけではありませんが、しっかり後ろにつなぐことだけを考えて打席に入っています」。後ろには岡本和、スモーク、絶好調のウィーラーも控える。強力打線のワンピースとして必要以上に力むことなく、状況に応じた打撃に徹している。
初回は無死一、三塁から開始３分で先制となる右前適時打。「しっかりと準備ができていると思うので、その結果がいい方向にいっていると思います。ドーム（次戦の３０日中日戦・東京Ｄ）に戻っても頑張ります」と力強くコメントした。（片岡 優帆）
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4/29(木) 6:00
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