◇27日 ヤクルト11―14巨人(神宮)

 最後まで諦めない姿勢を貫いた。ヤクルトの村上宗隆内野手(21)が今季初の1試合2本塁打を記録。4点を追う2回に反撃ののろしを上げた9号ソロを放ち、6点を追う9回にはリーグ単独トップに立つ10号2ランをマークした。

 1回に今季初の失策で2点を献上していた村上は序盤の劣勢を招いた責任を痛感していた。それだけに、2試合連続ともなった2回のアーチに「絶対に取り返そうという気持ちで打席に入りました」とコメント。ミスを帳消しにした汚名返上弾から打線が活気づいた。

 8回終了時点でスコアは8―8の同点。序盤から点の取り合いとなった乱打戦は同点の9回に痛恨の6失点を喫した。その裏だった。1死一塁で意地の一発。集中力を高ぶらせた最後の攻撃で必死に勝機を模索した。

 両リーグ一番乗りで今季10本目に到達したが、土壇場で力尽きたチームの連勝は5でストップ。高津監督が「打つ方に関しては、欲しいところで長打、1本ってところが出ている」と期待を込める若き主砲が執念の粘りを次につなげる。

4/27(火) 22:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5ede5d26f260f569ed3624d01644550457a176b

https://youtu.be/THDq-i8GuS8

https://i.imgur.com/b6nLL50.jpg
https://i.imgur.com/W9G6f1q.jpg