0001鉄チーズ烏 ★
2021/04/27(火) 22:46:02.64ID:CAP_USER9https://news.yahoo.co.jp/articles/2729acc88c09ebe9f40bebdcb8cf75b281d73f87
東京2020組織委員会の橋本聖子会長が27日、東京・新宿のLGBTQ情報発信拠点「プライドハウス東京レガシー」を訪問。LGBTQ当事者であるメンバーらと交流し、多様性への取り組みに理解を深めた。
プライドハウス東京レガシーは、2020年10月11日に開設された日本で初となる常設の総合LGBTQセンター。性的指向・性自認に関係なく、安心して繋がりをもてる場所を作るため、企業や自治体、大使館、スポーツ関係者などが連携してオープンした。
2010年バンクーバーオリンピック開催時に、地元NPOが期間限定で立ち上げたホスピタリティ施設「プライドハウス」がはじまりとなった本プロジェクト。その後、ロンドン、リオ、平昌大会などに引き継がれ、日本では2019年ワールドカップラグビー開催時に「プライドハウス東京2019」が期間限定で設置された。東京2020大会の公認プログラムとして組織委員会認証となるのは、世界のプライドハウス史上初めて。
この日、プライドハウス東京レガシーに訪れた橋本聖子会長は「国会でもぜひプライドハウスに伺いますと答弁していました。今日やっと叶いました」と挨拶。松中権代表からプライドハウス東京レガシーの歴史や意義のほか、施設内の展示やカフェスペース、書籍などが並ぶコミュニティアーカイブが紹介されると、それぞれ興味深く見学した。
メンバーとの対話の時間では、スポーツ・文化・教育など8つのチームからそれぞれ活動が紹介され、東京2020大会に向けたコラボレーションも話し合われた。性のあり方に関わらず誰もが楽しめるイベントの運営・企画を行う「祝祭・スポーツイベント・ボランティアチーム」の杉山文野氏は「選手やボランティアにもLGBTQ当事者の方がいるかと思う。そういった方々への研修などで、誰にとっても安心・安全な五輪パラリンピックができれば」とアイデアを挙げた。女子サッカー界へのセクシュアル・マイノリティに関する理解を進める「アスリート発信チーム」の野口亜弥氏は、競技団体と連携し、スポーツ界内部が多様性やLGBTQをより理解できるガイドライン作りなどを提案した。
対話の場では、アスリート目線の意見交換もあった。「ちょうど昨日、現役女子ラグビー選手がパートナーが女性であることをカミングアウトしました。まだまだスポーツ界ではそうやって悩みながら本来の能力を出しきれていない選手もいるのでは」と松中氏。フェンシング元女子日本代表でトランスジェンダーの杉山氏は「現役時代はカミングアウトできませんでした。でも、それだけアスリートの力を発揮できるポテンシャルが眠っているということ。心理的安全性を高めることで、チームJAPANとしてみんなでメダルを獲りにいければ」と話す。
こうした意見に橋本会長も「現役時代、カミングアウトしてパフォーマンスを発揮することができた選手、自分の性について非常に悩んでいる選手、どちらも身近に見てきました。周りがどれだけ理解するかは重要。こうした取り組みを通して、次の世代にバトンが渡せるようにしたい」と期待を寄せた。