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 ラ・リーガ第32節、ウエスカvsヘタフェが25日にエスタディオ・エル・アルコラスで行われ、アウェイのヘタフェが0-2で勝利した。
なお、ウエスカのFW岡崎慎司は77分から途中出場。一方、ヘタフェのMF久保建英はベンチ入りも出場機会なしに終わった。

 互いに慎重な入りを見せた中、中盤での潰し合いが目立つクローズな展開が続く。
それでも、時間の経過と共に球際の勝負で優位に立ったアウェイチームが先にゴールをこじ開ける。
20分、右サイドでダミアン・スアレスが入れた正確なクロスをハイメ・マタがヘディングシュート。
ニア下を捉えたシュートはGKの好守に遭うも、こぼれ球に反応したウナルが冷静に押し込んだ。

堅守速攻スタイルの相手に与えたくない先制点を献上したウエスカは失点以降、リスクを冒して前に出る。
右サイドのフェレイロらを起点としたピッチの幅を使った攻めからチャンスを窺うと、
ボックス内で最終ラインと駆け引きをするラファ・ミルを狙った際どいクロスから幾度かヘディングシュートでゴールに迫るが、相手の寄せもあってシュートを枠に飛ばすことができず、前半を1点ビハインドで終えることになった。

迎えた後半、1点ビハインドのウエスカはヴァヴロ、セオアネに変えてシオバスとエスクリチェをハーフタイム明けに投入した。

一方、後半も同じメンバーで臨んだヘタフェは前半同様にファーストチャンスを生かして追加点を奪う。 52分、ボックス手前左からカットインしたウナルが豪快に右足を振り抜くと、DFの足の下を抜けたシュートがゴール右下隅の完璧なコースに決まり、ドブレーテを達成した。

以降もヘタフェペースで試合が進み苦境が続くウエスカは後半半ばを過ぎて積極的に交代カードを切り、77分にはサンドロ・ラミレスに代わって岡崎が投入される。 
そして、2トップに入った岡崎はラファ・ミルの周囲を精力的に動き回り、攻撃を活性化させようと腐心する。

その後、試合終盤を迎えた完全に逃げ切り態勢に入ったヘタフェは3回の交代機会に4枚の交代カードを切っていったが、
殊勲のウナルに代えてセンターバックのチェマ・ロドリゲスを投入するなど守備固めの采配をみせ、久保は出番なしとなった。

結局、試合はこのままヘタフェの2-0でタイムアップを迎え、ウナルのドブレーテの活躍と持ち味の堅守光ったヘタフェが8戦ぶりの勝利を挙げて残留に向けて大きな勝ち点3を手にした。

一方、3連敗のウエスカは19位に転落している。