0001鉄チーズ烏 ★
2021/04/25(日) 21:54:42.16ID:CAP_USER9更新日: 2021.04.25 21:28
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4月25日、WRC世界ラリー選手権第3戦クロアチアはデイ3のSS17〜20が行われ、7冠王者セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)が総合優勝を飾った。
22日(木)のシェイクダウンで開幕し、23日(金)から競技が行われているWRC初開催の『クロアチア・ラリー』。今季初のフルターマック(舗装路)ラリーとして行われている今大会では、初日にヒュンダイのティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)がラリーをリードする。
しかし、翌24日(土)はトヨタ勢が強さをみせ、王者オジエとエルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)がトップ2を占める結果となった。
上位2台の差はわずか6.9秒、3番手に後退したヌービルまで10.4秒という接近戦で迎えたラリー最終日は、サービスパークの北側に設定された4本のSSをサービスを挟むことなく走行するスケジュール。そのなかには今大会最長、全長25.2kmのロングステージのSS17/SS19も含まれた。
そのSS17の開始前に“事件”が起こった。サービスパークからSS17のスタート地点に向かっていたオジエのヤリスWRCがリエゾン(移動)区間で一般車両と接触し、右サイドに大きなダメージを負ったのだ。
しかしWRC7冠王者はそれを感じさせない走りを披露する。今朝のロングステージを制したのはエバンスだったが、オジエはチームメイトから2.7秒差のSS3番手で終え総合首位の座を守ってみせる。
続くSS18でもステージ3番手となったオジエ。だが、やはり車両損傷の影響があるのか、ふたたびエバンスがステージウインを飾ったこのSSでは7秒の遅れをとり総合2番手に後退した。
午後に行われたSS17の再走ステージとなるSS19では、首位エバンスと8.4秒差の3番手につけるヌービルが今大会6度目のベストタイムを記録。その差を8秒に、2番手のオジエとは4.1秒差とした。
三つ巴のまま迎えた最終SS20。まずはヌービルがタイムを出しにかかるが若干のオーバーシュートがあり、本人曰く2〜3秒ほどタイムを失い暫定2番手タイムに甘んじる。一方のオジエは事故の影響を微塵も感じさせない力走で、パワーステージの暫定トップタイムを記録。総合2位以上を確定させた。
最後のアタッカーとなったエバンスの走りに注目が集まるなか、ウェールズ人のスプリットタイムはオジエに対してプラス表示。その差が3.9秒以内であれば逃げ切り優勝となるが、プレッシャーからかエバンスは終盤のコーナーでわずかにラインを膨らませタイムを失ってしまう。このミスが大きく響き、最終的にはオジエから4.5秒遅れでフィニッシュ。
結果、オジエが最終パワーステージでチームメイトを逆転し、わずか0.6秒差で逆転優勝を飾った。オジエは開幕戦モンテカルロ以来、2戦ぶりの優勝。トヨタにとってもモンテ以来のワン・ツー・フィニッシュとなった。
今週末、いまいちスピードに乗り来れなかったオット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)は初日から順位変わらず総合4位でラリーを完走。このクロアチアでWRカーデビューを飾ったエイドリアン・フルモー(フォード・フィエスタWRC)が堂々の5位フィニッシュを果たした。
総合6位は前日にふたつのステージを制した勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC)で、総合7位にはガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)、ヒュンダイの3台目をドライブするクレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)が総合8位に入っている。
WRCの次戦第4戦は6月3〜6日に行われる『ラリー・イタリア』だ。
WRC世界ラリー選手権2021 Round3 ラリー・クロアチア
SS 20 最終総合順位
1. S. Ogier
2. E. Evans
3. T. Neuville
4. O. Tänak
5. A. Fourmau
6 T. Katsuta (@TakamotoKatsuta)
7. G. Greensmith
8. C. Breen
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