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スポーツ報知

大竹まこと「ゴールデンラジオ!」15年目突入に「つまらない、辞めろと言われるまでは働き続けたい」
5月で「大竹まこと ゴールデンラジオ!」が15年目に突入の大竹まことは両手で「15」をつくって笑顔を見せた
 文化放送・斉藤清人社長の定例会見が20日、東京・浜松町の本社で行われた。

 この日のゲストとして登場したのが、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月〜金曜・午後1時)が今年5月で放送開始15年目を迎えるタレント・大竹まこと(71)。冒頭、「15年…。文化放送は70年ですか? 私は足かけ18年近くここにお世話になっております。いろんなことを思い出します。開始4年経った時の阪神大震災など…。私事ですが、多少のスキャンダルも…」と笑わせた。

 18年には腰椎分離症のため、スタジオに布団を敷いて放送。手術にも踏み切るなどの苦難も乗り越えてきたことを振り返って「腰痛に苦しみまして…。マイクの横に布団を敷いていただいて、床にはいつくばって、放送した時も4日間くらいありましたかね」と淡々と振り返った。

 その上で最近の日々について「コロナで人と会わないし、そば屋に行って、カレーときつねソバばかり食べておりました。一人でいることの苦しさ、楽しさを人は考えるのか、私もゴルフの練習場で練習するけど、やるたびに体を痛めて…」と苦笑。

 「番組開始当初はなぜ出演するのに、小沢昭一さんが答えたように『おあし(銭)のためです』なんて、私もそう考えていましたけど、考えが変わってきました。ラジオはこの先、どうなっていくのか。私は老いた猫を飼っているけど、もうすぐ寿命の猫なんです。コロナになってまとわりついて、私の首のところから入ろうとする。私の中に溶けようとしているのではと」と話すと、「リスナーの方は野良仕事の時、木にラジオをつけて聴いてくれていたりする。リスナーと近いを通り越して、泣くのも怒るのも、溶けるようにみんなと一緒にやっていこうと思っています」と淡々と話した大竹。

 「私は働くのが苦ではありませんので、『大竹、つまらない、辞めろ』と言われるまでは働き続けたいと思います」と話した上で「ラジオもテレビも新聞もそれほど可能性のある方向に向かっているとは思えませんが、ラジオはコミュニティーとして残っていくと思うし、消えるとは思っていません。メディアみんなでいろいろな声を届けていくことが大切と思っています。これからも」と続けていた。(中村 健吾)

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