必死に食らいついた。梶谷のはじき返した打球は、中前で弾んだ。「自分のバッティングをすることだけを考えて打席に入りました。先制点にかかわることができて良かったです」。初回無死一、三塁の好機で先発左腕・大野雄の高めスライダーをたたき、3戦ぶりの安打、5戦ぶりの打点となるタイムリーヒットを放った。貴重な先取点をもたらすと、塁上で安堵(あんど)の表情を浮かべた。
打率1割台と苦しむ男に、光が差してきた。この日は「3番・右翼」でスタメン出場。3回2死では初球の真っすぐを打ち返し、中前安打。2打席連続安打で、移籍後初のマルチ安打で状態を上げてきた。
昨年は19本塁打を放ち、リーグ2位の打率3割2分3厘をマークした実力者が、ここまで本来の姿とはいえない。原監督も「本来、力のある人」と復調を待っている。期待に応えるために、マルチ安打をきっかけにさらにギアを上げる。
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4/14(水) 6:00配信
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