【文芸】80年代、どの層が吉本ばなな『キッチン』を好んだのか [湛然★]
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記事投稿日:2021/04/12 06:00 最終更新日:2021/04/12 06:00
80年代、どの層が吉本ばなな『キッチン』を好んだのか
https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1969990/
単行本発売の翌年に早くも映画化された『キッチン』(写真:共同通信)
https://img.jisin.jp/uploads/2021/04/yoshimoto_banana3_1_line_tw_kyodo.jpg
住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう! わかる」って盛り上がれるのが、青春時代にみんながこぞって読んでいた本の話。同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。
’88年に出版された吉本ばななのデビュー作『キッチン』。’89年にすぐさま映画化(監督・森田芳光、主演・川原亜矢子)され、’89年3月に発売された『TUGUMI(つぐみ)』は、平成初のミリオンセラーを記録した。
吉本ばななは’80年代の終わりに、文学界を彩った作家といえる。
トレンド評論家の牛窪恵さん(53)は『キッチン』の《私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う》という始まりの一文が印象的だったという。
「昭和の働く女性は、職場ではお茶くみ、飲み会ではお酌をするのが当たり前とされていました。バブル期に入り、そうした風潮への抵抗感もあって、多くの女性は肩パットに象徴される「肩肘張ったキャリアウーマン」に憧れました。ですがバブル終焉まで、社会は女性解放とはほど遠く、そうした女性が「オヤジギャル」と揶揄されることもあったほどです。だからこそ、当時まだ多数派だった専業主婦を連想させる『台所』が好きという表現が、逆に新鮮で、心に残ったのだと思います」
『キッチン』で主人公を演じた川原亜矢子
https://img.jisin.jp/uploads/2021/04/yoshimoto_banana3-2.jpg
物語では、祖母を亡くして天涯孤独となった主人公の女子大生が、祖母のお気に入りだった生花店のアルバイト男性と、ゲイバーを経営する男性の母親(元父親)との共同生活を通して、自分の居場所、自分らしい生き方を模索していく姿が描かれている。
「ワンレンヘアで、ボディコンスーツに身を包み、ハイヒールで闊歩する“ザ・女子大生”が世をにぎわす一方で、流行に合わそうと頑張りすぎるより、自分らしく生きたいと願う女性もいました。こうした層を取り込んだ雑誌が「オリーブ」(マガジンハウス)です。アメリカナイズされたトレンドより“北欧テイスト”、キラキラしたレストランでのディナーより“おうちごはん”ーーそんな“オリーブ少女”たちが、『キッチン』を好んで読んだように思います」
同時期である’87年にヒットした、現代の口語調を用いる短歌を収めた、俵万智の『サラダ記念日』にも、“オリーブ的ニュアンス”を感じるという。
「手紙や交換日記に、短歌を書いて披露し合った人も多いのではないでしょうか。私も友人と《○○と君が言ったから、○○は○○記念日》と、代表的な短歌をアレンジしたりしていました(笑)」
どちらの本も女性を意識したためか、装丁がおしゃれだ。
「ブックバンドが大学生に人気だったので、“ジャケ買い”して持ち歩く女子大生も目立ちました」
「女性自身」2021年4月20日号 掲載 当時大学生だったが、吉本ばなな、三谷幸喜、俵万智、わたせせいぞう、ホイチョイ・プロダクションズ等は何かこうムズムズして触れようともしなかったな。椎名桜子は別枠かw >>25
永田が好きなくせに永田が受かった時はまだ知らなくて
麻里奈が受かった回から見出した時代遅れの野郎のくせに気取ってんなよダサ あの頃、小説読むのにハマってこの人の作品も読んだ
キッチンはどこがいいのかわからなかったけど、TUGUMIはいい作品だと思った
鷺沢萠の初期の作品の感性も好きだ
もうおっさんになって小説なんて読まなくなったけど
今の若い人で読書が好きな人は小説を楽しんでるのだろうか?
もう小説なんて読む時代じゃないか 時代の旗手というかオピニオンリーダーみたいな
席がまず用意されてて、流れにうまくハマった人って印象なんよな
そこに親のコネが作用したとまで言えば邪推だが >>56
作品まだなのに作家w
誰と寝てそうなった >>19
ばなな本人は岩館真理子好きで意識してたみたいだからヤングユーかぶ〜けかと >>104
チュグミって病弱美少女が穴掘り返すやつ?
なんで穴掘ってたのか忘れた 吉本ばななを親父の七光りとか言ってる人の年齢バレバレ ばなな、林真理子、山田詠美、、、、
三人とも90年代終わりでピークは過ぎたとしても、まだまだアクティブなのは 林真理子だけこ。 >>23
少女漫画を読んでた層が大人にな
って、漫画を卒業して小説を読むようになるんどけど何を読めばいいのかよく分からない。
そこで飛び付いたのが吉本ばななって感じ。
そういう人って音楽はドリカム聴いてた。 >>77
紺ブレのポケットにエンブレ付けて着てたような人達が使ってた。 散々言われ尽くしてることだけど、少女漫画そのまま。
作品としては決して悪くないけど、これに文学という権威を与えたのはオヤジのコネ。
左翼の吉本隆明が、普段ボロクソ言ってる右翼の江藤淳に娘の作品褒める批評書いてくれるように
頼みに行ったのを見たと、佐高信が怒っていた。 >>118
15年ほど前に出版された「私のスフレ」っていうエッセイ読んだけど中身スッカスカでガッカリした。
小説の方はどうなんだろう。 コバルト文庫読んでたティーンが背伸びしたくて手を出すのが吉本ばなな
ってイメージがある ビートたけしや明石家さんまのように厳しい芸能界で長年第一線を歩いてきた人達でも自分の娘(どう見ても売れるとは思えない)がデビューしたいと言えば各方面に働きかけて全力でバックアップするもんな。 >>121
吉本と江藤は立場は違うが、互いに力量を認め合った文学者同士だし、何度も対談してリスペクトする関係だよ
しかし、江藤は好意的なばなな評とやらを書いたんだろうか? ま、読みたくはないがw >>1
吉本ばなな読んでるのはブスが多かった
しかし川原亜矢子めちゃくちゃスタイルいいな >>71
あまり本を読んでいないという事が恥ずかしいと認識される時代から今の様に一部の人しか本を読まないような時代になってしまったもんね。
あげくのはてに国語の授業で古典なんかやるのは時間の無駄だから止めてしまった方がいいと言い出す人まで出てくる始末。 >>71
それはある
なんだかんだでけっこう「◯◯読んだ?面白かったよ」みたいな会話が日常的にされてたし
普通にみんな本読んでた
スマホがなかったから電車や待ち時間で文庫本広げてたし >>131
星新一や筒井康隆のショートショートが面白くさが詰まってて隙間時間にちょうどよかった
田丸雅智も今度読んでみよう キッチンとかツグミとか初期のばななは面白かったんだけどな。
宗教的なのに行った頃はどうにか読んでたけど、売れた作家エゴ丸出しのつまんないエッセイ始めた頃には終わった。 キッチンはピンと来なかったけど白河夜船が好きだった
自分もあの頃眠くて眠くてしょうがなかったから >>132
田丸雅智はイマイチだった
現役電通社員と聞いて、あー…と思った キッチンの面白さが
さっぱり理解できない自分は
センスがないんだろうなあと思った
10代の頃。行間がスカスカなのもオシャレ? 花田美恵子さん、栗尾美恵子でオリーブモデル時代は本当におしゃれでかわいかったけど
モデルやめたあとの私服が俗物丸出しブランド漬けシャネラーで幻滅した
https://i.imgur.com/zgqPI9V.jpg 子供の頃、児童書から大人の本にシフトする時に親から勧められてキッチンとTUGUMI読んだなぁ
でも同じく勧められた三毛猫ホームズの方にハマってそこから当時流行ってた新本格に行った
あの時吉本ばななの方にハマってたらまた違った読書遍歴になったんだろうな 福田和也(慶応大学教授 文芸評論家)
『作家の値打ち』より
吉本ばなな
日本文学の古典的感性をふんだんにもち、その感性を現代の事物の中に蘇らせた作家。
その点で感覚主体の作品構成と、感情を巧みにみせる手際は、きわめて古典的かつ日本的である。
ゆえに長編やテーマを全面に押し出したものには魅力がない。
少女マンガやポップスなどに退避していた古来の日本的感覚を文学に呼び戻した功績は大きい >>144
言いたいことは分かるけど元々活字が好きな子達は少女マンガやポップスに退避せずに何かしらは読んでたからなー。 吉本ばななは居酒屋にワイン持ち込みして店主に注意されて逆ギレ、入れ墨して銭湯に入ろうとして断られて逆ギレと、とにかく痛い人というイメージで作品も読む気がしない >>144
少女マンガの焼き直しじゃないか、とほかの評論家が批判するところを、少女チックなのは枕草子だって同じだとこじつけて、古典的感性とでっち上げるのは皮肉屋の福田らしい
一瞬貶してるのかと思いきや、実は褒めてたのねw
さて、その感性と表現が古典作品に比類するほど瑞々しいならば、少女マンガ云々と貶されなかったはずだし、これまでの女流作家とやらは何をやってきたのかと疑問視されるところだろう
ちょいとこじつけが過ぎる論評だな >>149
お父さんに対する忖度なのかな、なんか無理矢理なんだよね。 >>107
これネタじゃなくてほんとのあおりだったのがスゴイ 大ヒットしたからどんだけかと思って読んだら「…?」だった記憶 >>154
椎名桜子は綺麗な顔してる
吉本ばななはぶっさいく
吉本ばななと間違えるなら同じブサイク枠のさくらももこだと思うな >>119
丁度団塊Jr.のボリュームゾーンにマッチしたんだろうね
だから爆発的に売れた >>155
ばななをググってみたら・・・∞になってしまった 笑
さくらももこに近いかも >>158
あとマニュアル世代だから自分で試行錯誤して探すよりもテレビでよく見かける、雑誌でお勧めされているもの、皆が読んでる、聞いてるものが安心。
それに乗っかってるだけで勝ち組に入れる分かりやすい時代だった。 >>120
流行が到達すんの遅すぎだろ。一周回ってイケテルってのもなかったからな
70年代にナウなヤングの間で流行ってて廃れまくって80年代に小学生まで降りてきたグッズだぞ TUGUMIは最初のページが読みやすくてそのまま一気に全部読んだ >>71
これはちょっと分からない意見で
吉本ばななは今のライトノベルの走りみたいな人で
吉本ばななを読むのがいいなら
今ライトノベルを読んでるのもいいんじゃないか
媒体が紙から多くがタダ読みできるwebになっただけで
金を払って入館する映画から
NHK以外はただで見られるTVに変わったのと何が違うのか
今はむしろ文字が全盛の時代だ
減ったのは漫画の方だろう >>164
初期吉本ばななの本の装丁山本陽子という版画家 少女漫画みたいなストーリーやテーマを小説にしたのが画期的とか言ってた人がいた
なら漫画でいいじゃん >>166
途中送信ごめ。
初期吉本ばななの本の装丁は山本陽子という版画家が手掛けたのだけれど
この人も出版社ぐるみで猛プッシュ。
高級女性誌のインタビュー、版画集、資生堂のCMにも出てた。
数年前までeclatだっけ、毎年年末にはカレンダーが付録だった。
この人の装丁のばなな本をさりげなく持って歩いてるのがお洒落だった。
(今で言うところの繊細さんアピール?) >>166
途中送信ごめ。
初期吉本ばななの本の装丁は山本陽子という版画家が手掛けたのだけれど
この人も出版社ぐるみで猛プッシュ。
高級女性誌のインタビュー、版画集、資生堂のCMにも出てた。
数年前までeclatだっけ、毎年年末にはカレンダーが付録だった。
この人の装丁のばなな本をさりげなく持って歩いてるのがお洒落だった。
(今で言うところの繊細さんアピール?) 鹿島茂が
「吉本隆明の偉さというのは、ある一つの世代、具体的にいうと1960年から1970年までに
青春を送った世代でないと実感できないということだよ」
と言ってたけど、吉本ばななもある世代に響いたのかもしれない
吉本隆明は呉智英が批判してた
「マチウ書試論」なんてマタイと書けばいいのにカッコつけてマチウと書いて難解にしてると。
小林秀雄の「アシルと亀」もアヒルと亀だと長年、思ってたらアキレスと亀で
だったら最初からそう書けと怒ってた >>173
> 鹿島茂が
>
> 吉本隆明は呉智英が批判してた
> 「マチウ書試論」なんてマタイと書けばいいのにカッコつけてマチウと書いて難解にしてると。
> 小林秀雄の「アシルと亀」もアヒルと亀だと長年、思ってたらアキレスと亀で
> だったら最初からそう書けと怒ってた その頃は筒井康隆読み漁ってたな
ばななとかふざけた名前だなくらいの印象 >>173
> > 吉本隆明は呉智英が批判してた
> > 「マチウ書試論」なんてマタイと書けばいいのにカッコつけてマチウと書いて難解にしてると。
自分のペンネームを振り返ってから言えw
と言いたくなるが、マチウ書試論はイエスもジェジュと表記しているのを見ると、仏語訳聖書を基に執筆していることがわかる
マタイは仏語でマチウだから論文名も当然だな
ゴーチエはそんな情け無い悪口を >>12
ツグミは吉本ばなな自身がモデルなんですって >>13
小林よしのりに揶揄されていたのでよく覚えている youは何しに日本へに出てたアメリカ人?だったか
吉本ばななを読んで「地球の裏側に私と同じ感覚の人がいる」と思ったって言ってたよ
時代とか関係なく何かあるんじゃないの >>181
太宰治や村上春樹に対してそういう思いを抱く人も多いだろう。
優れた文学というのは時代や国境を超えるのだから。
個人的にばななはよく分からんが。 昔は流行りで活字よんでたんだから
すごいじゃないか
今は雑誌ですら字読まないらしいから アサシオ
とかあったな
日産マーチのCMに出てたな >>1
とんでもないゲス女ってバレたのにまだ推すのか >>167
当時のラノベ作家と違って出版社あげてのもうプッシュがすごかった
海外で受けたのは少女漫画やラノベに免疫がなかったから 小泉今日子が夜のヒットスタジオにこの本持ってきて愛読書って紹介してておしゃれーと思って買った オリーブはフランスだろうがよ
北欧とか何言ってんだ
みんなリセエンヌに憧れてたんだよ まったくもって刺さらなかったから、金出して買わずに大学の図書館で借りといてよかった 市電乗って終点ついたらすんごい人だかり
これのロケだった 同級生のちょっと可愛い女子がこれお勧め!と無理矢理貸してくれたけど目が滑って読めず
なんとか読了した時すでに内容を覚えていなかった
返すときキラキラした目でどうだった?と問われたが曖昧に笑うしかできなかった >>13
ちなみにこの論評書いてるトレンド評論家なる人も親の七光ですね パンクロッカーの故・遠藤ミチロウは吉本隆明の大ファンだったんだよな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています