アニメのゲド戦記は原作と違ってアレンの母親がキツそうに描かれている
アニメのゲド戦記において、子供を抑圧しそうなのはどう見ても父親ではなく、母親だ。
テルーがあの母親と上手くやって行けるか心配だ
アレンが親の呪縛から解き放たれるべく親殺しをするなら殺されるべきは母親だ
『もののけ姫』ではアシタカは故郷に戻らず、エボシのタタラ場に残る
『紅の豚』でカッコイイ男を描いたが空賊達はジーナの前では神妙な子供のようになる
ゲド戦記も冒頭で父を殺したことで、帰還するのは「母への回帰」という結末になってしまった。
宮崎駿が息子の作品から目を背けたのは「大人になってない」息子の姿を
見たからではなく、「大人になれない」物語というジブリ作品の鏡像がそこにあったからではないか