佐賀県立鳥栖商業高(鳥栖市)野球部の部長(57)が、部員らに「コロナに感染しろ」と暴言を吐いたなどとして、日本学生野球協会は6日、部長を6か月の謹慎処分にしたと発表した。

 また、同部の監督(32)も、部員に対する暴言で1か月の謹慎処分にした。

 発表などによると、部長は昨年10月、複数の部員が集まって話をしているのに立腹し、暴言を吐いたという。今年3月には、「君たちは脳に障害があるわけではないのだから、しっかり話を聞きなさい」と人権侵害に当たる発言をしていた。部長は以前にも暴言を理由に1か月の謹慎処分を受けていた。

 監督は昨年11月、指導中の部員に「殺すぞ」などの暴言を吐いていた。保護者が学校に相談して発覚したという。

 同校の井上健史校長は読売新聞の取材に「指導者として不適切な発言。職員全体の意識を改め、再発防止に努めたい」と話した。

2021年4月6日 22時37分 読売新聞オンライン
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