慶喜は聡明な人間ゆえの余裕から世継ぎの地位を紀州にやすやすと譲ったがために
下に見ていた井伊直弼ごときに水戸と一橋の立場を脅かされ剥奪される
最後のシーンが見応えあった
大義を重んじ私利私欲のない人間が引き起こしてしまう諍いもあるのだと
あの時の慶喜は井伊に対してというより自分自身への未熟さへの憤怒にも見えた
草なぎの怒りの演技は非常にリアルというか現代社会にも通じる気がする