東京五輪日本代表選考会を兼ねた競泳日本選手権第2日は4日、東京アクアティクスセンターで行われ、白血病から復帰した池江璃花子(20=ルネサンス)は女子100メートルバタフライ決勝で57秒77をマークして優勝した。

 3年ぶりの日本選手権出場となった池江は、3日の同種目予選は58秒68の全体2位で通過。準決勝ではさらにタイムを上げて58秒48をマークし、全体3位で決勝へ進出した。レース後は「明日(決勝)はリラックスして泳げるんじゃないかな」と話していた。

 池江は長期の入院生活を経て、昨年8月に実戦復帰。100メートルバタフライは2月20日の東京都オープンで復帰後初めて泳ぎ、予選は1分0秒06、決勝は59秒44。3日の予選は58秒68、準決勝は58秒48と右肩上がりにタイムを縮めている。東京五輪の派遣標準記録は57秒10だが「今の自分は前から言っている通り、東京五輪がメインじゃない」と24年パリ五輪でのメダル獲得を目標に掲げており、前日は「しっかり上位に食い込めるようにすること。ここで経験を積んでおいて、準決勝より速いタイムで泳げたらいい」と冷静に語っていた。

 今大会では50メートル、100メートルの自由形と、五輪で行われない50メートルバタフライにも出場予定。8日間で最大11レースをこなすハード日程となる。

スポニチ

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