日刊ゲンダイ 4/3(土) 6:30

 タレント有吉弘行(46)とフリーアナ夏目三久(36)の結婚が2日に明らかになった。同日、2人は連名の直筆ファクスで4月1日に結婚したことを所属事務所を通じて発表した。2011年4月から放送された「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日系)で共演したことで2人は距離を縮めていったという。

将来は政治家? 夏目三久を若手ビジネスマンが支持するワケ

 それにしても不思議なのは、5年前に“フェイク扱い”された日刊スポーツのスクープだ。同紙は16年8月24日に「年内結婚へ」の見出しと共に、有吉と夏目の真剣交際と夏目の妊娠を報じた。ところが、双方の事務所がすかさず「事実無根」と完全否定。ネット上などでは「別の子を妊娠か」などと憶測が広がり、同年9月1日に夏目がスポーツニッポンの1面トップで「記事に書かれているような事実はありません」と交際や妊娠を否定する事態となった。

 一方の有吉もラジオ番組で、「熱愛とか妊娠とか結婚っていうのは、本当にまったくないことなんで」と否定。その後、事実関係がはっきりしないまま時が過ぎていったが、ある日突然、幕を迎える。日刊スポーツが同年11月24日付の1面に「夏目三久さんに関する報道のお詫びと訂正」と題した記事を掲載し、その中で「再度取材内容を検証した結果、一連の記事には事実と異なるところがありました。特に妊娠という女性にとって重大な事柄については、ご本人に確認しておらず事実に反していました。(中略)。ここに訂正し、謹んで深くおわび申し上げます」と“全面降伏”したのだ。

「ただ、その後も有吉と夏目の関係は続いている、と見る芸能関係者は少なくありませんでした」

 こう語るのは芸能評論家の佐々木博之氏だ。事実、今回2人はめでたくゴールインした。しかも日刊スポーツは両者の結婚発表直前の今月2日付の紙面で「有吉結婚か」といち早く報じている。5年前に謝罪はしたものの、決定的な“何か”をつかんでいたと見るのが自然だろう。

「日刊スポーツは今回の結婚発表にさぞ悔しい思いをしていると思います。僅差ですがネット配信ではライバルのスポニチに出し抜かれてしまいましたね」(佐々木博之氏)

 日刊スポーツは紙面で勝って、ネットで負けたということか。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210403-00000024-nkgendai-ent
ようやく結ばれた2人(「マツコ&有吉の怒り新党」制作発表)/(C)日刊ゲンダイ
https://i.imgur.com/e1fFo6H.jpg