スポニチアネックス
フット岩尾 元は別々のコンビ 結成まで「付き合いたいけど言い出せない、みたいな雰囲気」
「フットボールアワー」の後藤輝基(右)、岩尾望
お笑いコンビ「フットボールアワー」の岩尾望(45)と後藤輝基(46)が1日放送のABCテレビ「やすとものいたって真剣です」(木曜後11・17)に出演。コンビ結成秘話を明かした。
2人はNSC大阪校14期生で、元々は後藤は「エレキグラム」、岩尾は「ドレス」というそれぞれ別のコンビを組んでいた。2組とも心斎橋筋2丁目劇場(99年閉館)を主戦場にしていた。
後藤は「2丁目の閉館前ぐらい、このコンビを続けていてもキツイかなと。コンビ解散して芸人辞めて作家さんになろうと思ってたんです」。岩尾とは当時から仲が良く「毎日のように一緒に会ってた」そうで、「ある日、『解散する!』って言おうと思った日に、こいつ(岩尾)が『解散すんねん!』って」と打ち明けられた。岩尾は「たまたま、そんなことも知らず」と明かし、偶然にも同じタイミングでお互いが解散をすることになったという。
それでも、後藤は「僕はドレスをフォローするつもりで作家さんになろうと思ってましたから、『アカンアカン、もったいない、もったない』『絶対やった方がええよ』って。こいつも作家さんになるとか言い出してるから『アカンアカン』って」と岩尾を止めたという。一方の岩尾は「お笑いを辞めるつもりはないけど、ピンでやるっていうイメージがあまりないなと。何かこの世界には関わっていたいから、構成作家さんにならせてもらうのがええかなって。あと、もし誰かとコンビ組むなら後藤かなと、ポンと浮かんでたんです。でも、そんなことは言い出せずに…」と苦笑。「しゃべってる時に『どうしていくの?』って言いながら『例えば2人でやるとか?いや、そんなんはないか』って。付き合いたいけど言い出せない、みたいな雰囲気(だった)。ホンマにそんなつもりなかったので、自分が解散した、相方選ぶとしたら、知り合いも多くないんで、後藤ぐらいしか(いないなとしか)思ってなかった」と振り返った。
当時について、後藤は「毎日のように電話もするし、毎日、心斎橋に集まってしゃべって、帰り際に『組むのもなぁ〜、ほなな〜』って。(コンビを組むと決めるまで)1カ月ちょいかかった」と回顧。岩尾は「こっちは2丁目劇場が閉館するまで続けるって決まっていて、まだ別れてないから。別れ切ってないのに、そんなん言うてええのかなって。別れ切ってから言えよ!ってなるかもしれないし」とコンビを夫婦関係に例えて笑いつつ、「(2丁目劇場が)なくなって、ホンマに何もなくなって電話した」。その電話で、後藤は「こいつはその(コンビを組む)つもりなんですよ。(でも)世間話をワーッてして、(岩尾が言わないから)僕から『コンビ組もか』って言うたら、『まぁ、ええっちゃええけど』って」と後藤の方から“告白”をしたそうで、「俺が決めたわけじゃなないぞ、お前が言うてきたからやぞ、みたいのが、ここから始まるんです」とボヤキ。岩尾は「そんなに簡単じゃないよ!みたいなところを見せたい」と複雑な心境を明かし、笑わせた。
そんな2人の話に、番組MCの「海原やすよ・ともこ」は「タイミングやね〜」と感心しきりだった。
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