3/29(月) 11:29配信
デイリースポーツ

 橋下徹氏=2015年12月18日撮影

 元大阪府知事で元大阪市長、弁護士の橋下徹氏が29日、新しく始まったフジテレビ系朝の情報番組「めざまし8」に総合解説として出演。東京都から特措法に基づく時短営業の命令を受けた飲食チェーン「グローバルダイニング」が訴訟を起こした問題について、損害賠償請求額が104円であることに疑問を呈した。

 橋下氏が番組終盤の「ニュースMyプレゼン」というコーナーで、グローバルダイニングの訴訟を取り上げた。休業したり時短営業をする店への支援金が1日あたり6万円、まん延防止等重点措置(まん防)でも1日あたり4万円という額に「大きなお店だったりすると1日休めば100万円、200万円、300万円ぐらい損害出るでしょ?これに6万円はおかしいと思う。だからこの訴訟はものすごく注目してたし、頑張ってほしいなと思ってた」と説明。

 だが「ちょっと訴訟のやり方がおかしいなと思った」とし「請求額が104円。お金にこだわってないということで104円の請求を訴えてるんですけど、104円の損害だったら、6万円もらったらもう十分チャラになる。何か訴訟がおかしい方向になっちゃってる。どうも政治運動化しちゃってるなあと思って」と続けた。

 そうではなく「真っ正面からちゃんとお店の損害を計算して、この金額で僕は訴訟をやるべきだと思う。ちょっと訴訟のやり方がおかしいなと思って、応援したい気持ちがビューッと冷めちゃった」と率直な印象を語った。

 MCの俳優・谷原章介が「それすることによって、一律6万円というのがさらに改正できるかもしれないということですよね」と呼びかけると、橋下氏は「そこが本当は一番のポイントだったのに、104円の請求だったら、僕が裁判官だったら『いやもう6万円の支援金で十分じゃないの』と思っちゃう。多分これからのコメンテーターみんな、この特措法の改正の問題について注目しますって言うんですが、この裁判のやり方について言及したのは多分僕が初めて」と誇った。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/a0325d2d7c0baebf909913a075c4095b0c24c660