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スポニチアネックス
芥川賞受賞・21歳の宇佐見りんさん 鼻が詰まると小説を「書けない」、独特感性に水卜アナが驚き
小説家の宇佐見りんさん
芥川賞作家の宇佐見りんさん(21)が27日放送の日本テレビ「世界一受けたい授業 3時間SP」(後7・00)でバラエティー番組に初出演。小説は「鼻が詰まったら書けないって思います」と明かし、スタジオの驚きの声を誘った。
1月に「推し、燃ゆ」(「文芸」秋季号)で芥川賞(日本文学振興会主催)に選ばれた。21歳8カ月での受賞は史上3番目の若さ。同作は、男性アイドルの応援を支えに生きる女性の内心の痛みに迫る作品だ。
一番のお気に入りを指す言葉「推し」。宇佐見さんは自らの「推し」を尋ねられると、「8年間ほど推している俳優さんがいます」と告白。具体名は明かさず、「この人が推しって言うと(自分の)イメージが固まってしまうかなって思って、言わないことにしています」と笑った。
小学時代から「話を書く」ことが好きだった。中学校のころから「見た夢をメモする」ことが習慣になったそうで、「夢って無意識が勝手に作り上げるもの、自分の発想では浮かばないこととかが生まれてくることがある。常識を破壊するということも創作の秘訣かなって思って、ずっと書いています」と語った。
その後、日本テレビ・水卜麻美アナウンサー(33)が「これが無いと小説が書けないってものはありますか?」と質問。した宇佐見さんは、「私は自慢できるくらい鼻が良くて、嗅覚に頼って小説を書いているといってもおかしくない」と前置き。
窓を開けて外の「空気のにおい」をかぐこともあるといい、「雨だなとか、春が来たなってとかそういうものを鼻の中に取り入れることによってイメージが喚起されることがありますね」と打ち明け、「鼻が詰まったら書けないって思います」と述べた。
独特の返答に、水卜アナは「えーー」と驚き、くりぃむしちゅー・有田哲平(50)は「嗅覚で小説を書くって、その表現も素敵だなぁ」と話していた。
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