3/22(月) 9:06
日刊ゲンダイDIGITAL

TBS「学校へ行こう!」で脚光 人気ラッパーCo.慶応さんは“お勉強ラップ”で起業
Co.慶応さん(C)日刊ゲンダイ
【あの人は今こうしている】

 Co.慶応さん(37歳/ラッパー)

 司会・みのもんた、V6がレギュラーで一世を風靡したTBS系バラエティー番組「学校へ行こう!」(1997〜2005年)。中でも、新人ラッパーを発掘する「B-RAPハイスクール」は02年から04年まで続いた人気コーナーだった。本日登場のCo.慶応(こーけいおう)さんは、日本史などをテーマにした“お勉強ラップ”で注目を浴びた。さて、今どうしているのか?

  ◇  ◇  ◇

「3年前に勤務先のクレジットカード会社を退職して、お勉強ラップ活動に本腰を入れました。で、準備期間を経て、ようやく今年1月に法人化することができたんです」

 差し出された名刺には「株式会社Co.Keio 代表取締役社長」と記されていた。

「主な制作物は得意のラップで中学の日本史や地理、理科、英単語などを学ぶ動画コンテンツです。過去には進研ゼミの付録DVDやNHK・Eテレで毎水曜放送中のアニメ『ねこねこ日本史』のエンディング曲『ねこねこ日本史おぼえ歌〜全時代丸分かり♪〜』も作詞・作曲したんですよ」

 社長であり音楽教材クリエーター。自称「コケオ中学校」校長だ。

「といっても社員は僕ひとりなんですけどね。最近では、2月18日に発売された『DVD付 学研まんが NEW日本の歴史』のPR動画を制作させていただきました。重版が決まり、PRに携われて非常にうれしいです」

 ところで、なぜ勉強にラップなのか?

「音楽は耳に入りやすくて、何度も聞いてると自然と覚えることができます。特にラップは他の音楽よりテンポが速いので、情報量も多い。さらに、韻を踏むことで響きが似るため、より暗記しやすいんです」

 例えば、645年から646年にかけて起きた「大化改新」。記者は「無事(64)よ、こ(5)の世は大化の改新」と語呂合わせで覚えたが、Co.慶応流ラップだと「645(無事故)で世直し、改革開始!蘇我氏を倒した『大化改新』」となる。

「『改革開始』と『大化改新』で韻を踏んでおり、響きが近いと自然と流れで『大化改新♪』と口ずさめます。僕自身、音楽で高校受験の社会を学び、受験の際は100点満点中98点でした」

 ユーチューブチャンネル「Co.慶応」は登録者数7万人超、約70本配信された動画の総再生回数は約2200万回。ユーチューバーとしてもかなりの実績だ。

■カード会社に就職も「10年で先が見えた」

 さて、大学教授の子息として1983年4月21日に生まれたCo.慶応さんは、父が米フィラデルフィアの大学勤務になったため、小2から小5まで米国へ。その時に出合ったのがラップだった。

「ラップって、アメリカでは生活の中に当たり前にあるから、英語と同様にいつの間にか身についたんです」

 帰国後は千葉県に住み、慶応大理工学部へ進学。入学直前に応募したのが「B-RAPハイスクール」のオーディションだった。

全文はソース元で
https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20210322-00000002-nkgendai-000-1-view.jpg
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6abf218f81e5b9d63e0844a00c9d1fce9c51b88