「あの社長を追い込みたい」
「今回の “レズセクハラ文春砲” で世間は驚いているかもしれないけど、我々の業界では誰でも知っている当たり前のこと。女版ジャニーズとはホントよく言ったという感じだけど、もともとあそこの女性マネージャー達が名刺交換の際に『うちは女版ジャニーズを目指しています』と枕詞のように添えていたので広まった言葉」

こう語るのは、騒動の渦中にある中堅女優事務所『スウィートパワー』所属の女優陣と何度も仕事をしたことのある民放局のドラマプロデューサーだ。

すっかり勢いが無くなったといわれる同事務所、設立時から現在の看板女優は、今やアラフォーとなり活躍の見られなくなった独身の内山理名(39)。

かつては、堀北真希(32)・黒木メイサ(32)・桐谷美玲(31)の3人が立て続けに大ブレイクしたが……。

「堀北は突然の結婚引退、黒木も結婚し海外在住のため稼働は無し。桐谷も結婚し育児優先の仕事スタイルでCMで観る程度。その後の女優が育たなかったため、元KARAの知英(27)を所属させていたが何と文春砲の2日前に急遽提携解消を発表していた」(同前)

そんな “風前の灯火” 状態の事務所にとどめを刺すかのような今回の文春砲被弾。

詳細はそちらを読んでいただくとして、なぜ今回、このタイミングで女社長の “性癖” が暴露されるハメになったのか。

「記事中で社長もぶちまけていたが、今回のリークは社長と喧嘩別れした元社員がすでに退所している無名女優からも相談を受けて『何とかあの社長を追いこみたい』という一心で売り込んだそうです。過去の話ならともかく現役の女優も被害にあっていることで無事に記事化されたそう」(事情を知る芸能関係者)

社長は文春砲後即、怒りまかせに反論、訴訟も辞さない構えだという。

しかし、業界内の反応は極めて冷静だ。

「正直、文春の書き方はこの御時世なのかだいぶ遠慮した内容。社長がレズセクシャルだというのは皆知っていることなので、社長の主張はピンと来ない部分が多い。かつてのジャニーズの時と同じように今後、有象無象の元女優の証言がどんどん飛び出してくるかも。仮にそうなっても同業者やドラマ・映画関係者は誰も驚かないし今までと同じように仕事するはずなので、社長はもう開き直ってドンと構えておくべき」(同前)

多種多様な生活が当たり前になった現在、『LGBTQ』という言葉も当たり前になっているように、今後はこのようなセクハラ記事も減っていく時代となるのかもしれない。(狩野 玖太)

2021.03.20
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