それらを総合的に判断して佐々木氏は佐藤の1年目の数字をこう予想した。
「当初は、22、23本と思っていたが、オープン戦での適応能力を見ていると、25本から30本の間を打てるような気がしてきた。25本をクリアしたら打点も80打点は超えるよね。打率は.270、280は打つかな。30本というひとつの壁があって清原の持つ31本の新人最多記録を抜くのは難しいかもしれないが、それをやったら本当の怪物」

「野球界の歴史を紐解けば、多くの名選手がいるが、左打者としては、王さん、張本勲さん、イチローが別格でしょう。佐藤は、将来、その別格の中に入っていく可能性を持っている打者。落合博満は、3冠王を3回とったが、佐藤も3年目には3冠を狙えると思う。日本の宝が出てきたよ。こういう選手と一緒に野球をやりたかったね」

 日本球界では2004年の松中信彦氏(ダイエー)を最後に3冠王は出ていない。セ・リーグでは、1986年のランディ・バース氏(阪神)以来誕生していないが、佐々木氏は、佐藤は、歴史を塗り替えるだけの逸材だと断言した。
★抜粋
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4a4f566a165442140a907ec6ad755a4c8cb78b5?page=3