3月6日放送の『99人の壁』(フジテレビ系)では、アニソンに関する問題を出題。しかし、一部視聴者の間では、アニソンの定義≠巡って物議を醸しているという。 
 
アニメファンをざわつかせたのは、「カラオケ定番のアニメ主題歌を歌い上げなさい」という問題。『ルージュの伝言』『シングルベッド』『世界が終わるまでは…』『DAN DAN 心魅かれてく』『ゆずれない願い』の5曲がアニソン≠ニして提示され、解答者がフル歌唱に挑戦していた。

たしかにいずれもアニメの主題歌なのだが、SNSなどでは、

《ルージュの伝言はジブリだけど、純粋にアニソンて感じはしないよね》
《シングルベッドをアニソンとして認識してる人なんていないでしょ》
《ルージュの伝言やシングルベッドってアニソンじゃなくてJ-POPじゃん》
《ルージュの伝言とかシングルベッドとか、確かにアニメ主題歌だったけど、これらを『アニソン』って言っちゃアカン》
《ルージュの伝言をアニソンていうのに違和感》
《シングルベッドをアニソンの分野で出すのはどうなのよ》

といったツッコミが。アニメ主題歌≠ナあってもアニソン≠ニは限らないのだという。

なんでルージュの伝言はアニソンじゃないの?

「ルージュの伝言」は松任谷由実の楽曲で、ジブリ作品『魔女の宅急便』の主題歌。そしてシャ乱Qの「シングルベッド」は、『D・N・A2 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜』というアニメの主題歌として使われてきた。これらの楽曲をアニソン≠ニ呼称することに、どのような問題があるのだろうか。

「アニメファンの中には、アニメの為に作られた楽曲だけをアニソン≠ニ捉える人が一定数いるようです。歴史を遡るとJ-POPの楽曲がアニメ主題歌として使われるようになったのは80年代〜90年代で、『シティーハンター』の『Get Wild』や、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の『そばかす』などが有名。しかし、これらの楽曲はアニメの為に作られた曲ではなく、歌詞の中にタイトルや主人公の名前が登場するわけでもありません。一方で『鉄腕アトム』や『機動戦士ガンダム』、『涼宮ハルヒの憂鬱』などの主題歌は、アニメのために書き下ろされた楽曲で、いかにもアニソン≠ニいった印象を受けます」(芸能記者)

基本的にアニメ主題歌ならアニソン≠ニ言って差し支えないように思うが、《アニメの為に作られた楽曲以外はアニソンじゃない》という意見も一理ある。アニメ主題歌を全てアニソンにしてしまったら、『Radiohead』の『Paranoid Android』もアニソンになってしまう。

結局のところどこからどこまでがアニソンか≠ニいう問題は、人によって線引きが違いすぎるので解決するのは難しい。世代が古い・新しいともあまり関係が無いため、今後も定期的に議論されることだろう。

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