【インタビュー】 「分かり合う」追い求め アニメ、漫画…半世紀の仕事史を総括 安彦良和(やすひこ・よしかず)さん(漫画家) [朝一から閉店までφ★]
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2021年3月6日 12時54分
アニメーターとして『宇宙戦艦ヤマト』『機動戦士ガンダム』などの大作を手掛け、漫画家に転身した後も大人をうならせるあまたの作品を生み出してきた安彦良和さん(73)。その半世紀に及ぶ仕事史を語った『安彦良和 マイ・バック・ページズ』(石井誠さんとの共著、太田出版)が、昨年末に刊行された。この本を足掛かりに、今もクリエーターの尊敬を集めるベテランが至った境地を知ろうと、埼玉県所沢市の職場兼自宅におじゃました。
駅から少し離れた住宅地の真ん中。安彦さんはアシスタントの次男と、静かに創作活動を続けている。防寒ベストに身を包んで現れたご本人。「僕が巨匠? いやいや、知名度低いから人生裏街道派だっていきがってます。変な名前なんで、名乗ると『ヤスヒコ? 名字を言ってください』なんて言われるしね」。気取らない語り口で、場の空気を和ませてくれた。
古里はオホーツク海に近い北海道遠軽町(えんがるちょう)。ハッカ農家で八人きょうだいの七番目に生まれた。弘前大に進学したが、全共闘運動のリーダー格として逮捕され、退学処分に。幼い頃から漫画家に憧れていたこともあり、「都会なら絵の仕事で生きられるかも」と上京した。そして一九七〇年、手塚治虫のアニメ制作会社「虫プロダクション」に入社。クリエーターとしての一歩を踏み出した。
以後、さまざまな現場を経てガンダムの立ち上げに参画した。大将は原案・監督の富野由悠季さん(79)。作画を統括する安彦さんは、兵隊頭のような立場だった。ガンダムはロボットアニメの金字塔として熱狂的なファンを生み、安彦さんの名も天下に知らしめた。
アニメ界を去った後も、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』として前日譚(たん)を加えて漫画化し、大きな反響を呼んだ。同作では、自転車操業だったアニメ制作現場で行き当たりばったりに生まれたメカ設定や筋書きに手を入れた。そうしなければ、皆の大切な物語が破綻すると感じたからだ。「『作品を私物化している』とか、結構たたかれちゃうんだけど…」
たとえばガンダムに「ジオニズム」という言葉がある。人類は宇宙に進出することで、互いを直感的に理解できる「ニュータイプ」に進化する−という架空の思想だ。それはやがて作り手の元を離れ、ファンがさまざまな解釈を加えた。提唱者の「ジオン・ズム・ダイクン」やその息子「シャア・アズナブル」が神格化され、信仰やイデオロギーと見まがうほどに。そんな傾向を危ぶみ、彼らの“弱さ”を意図的に描くことにしたという。熱狂や心酔を拒むように、「人は分かり合えない」という冷めたテーマを作中に込めた。
しかし本当に訴えたかったのは、それでも人と人が分かり合おうとすることの大切さだ。「主張はイデオロギーになった途端、教義として一方的に注入するものになり、『分かり合えない』が固定化しちゃう。そのイデオロギーが一番罪深いのは、正統か異端か、敵か味方か、過酷なまでに分けようとするところ。特にあいまいなものに最も過酷になるんです」。安保闘争に身を投じた安彦さんの言葉には、実体験に基づく凄味(すごみ)がある。
満州国の興亡を描いた『虹色のトロツキー』などの歴史物も、善人と悪人、成功と失敗に明確な線を引かない。読者ウケするカタルシスの代わりに、複雑な読後感を残す。「成功しました、めでたしめでたしという物語にはあんまりひかれなくて。昔から劣等感が強かったからかな」「世界が非常に良き姿に変わるっていうのは、幻想なんじゃないですかね。その中でどう生きるか、何をするのかっていうのを考えた方が早いもの」。筋金入りのリアリストである半面、残酷すぎる場面は描けないヒューマニストでもある。
自分を語るときはどこまでも謙虚。でも、大御所や権威に忖度(そんたく)せず、ユーモアたっぷりに毒も吐く。「『俺は売れねぇなあ』なんて言うのは本音だけど、半分はポーズなんですよ」。穏やかなまなざしの奥に、強い自負と衰えぬ反骨心がのぞいた。 (岡村淳司)
https://www.tokyo-np.co.jp/amp/article/89894 >>8
宮崎駿も安彦良和も士郎正宗も読んでて疲れるけど
それが(・∀・)イイ!! >>1
名前は頻繁に目にするけど何やってるかいまいちよくわからなかった人だわ
この記事のおかげで(大雑把ながら)やっぱりすごい人だとわかった 安彦って青いよね
いつまでも社会性を獲得しないのは
未だに左翼かぶれが抜けてないからだろうな 【衝撃】福原愛さんの夫・江宏傑、インスタにとんでもない写真を投稿してしまう…
http://zydsyi.boblove.org/510613449150 >>6
アニメのファーストガンダム通りではないが、かなり面白い >>13
だから漫画がちょうつまらないよね。オリジンも安彦オリジナル部分面白くない箇所が多い。絵は好きなんだけど 昔、「マンガ日本の古典」と言うたくさんの著名漫画家たちが描いたシリーズが
あったんだが、安彦先生の書いた「三河物語」が構成、演出ともにずば抜けて
面白かった。それ以来、漫画家としても凄い先生だと思うようになった。 むかーしエンターCコートって漫画の1巻を買って、続きを待ってたらいつの間にか忘れてた アリオンでもクルドの星でもナムジでも結局は分かり合えないという結論に至ってないか? >>19
アレキサンダー大王の漫画も書いてるけど面白かった >>6
ガンダムの「ダム」はふくらはぎを指すってのは
面白かった 安彦の描く少年の脚と桂正和のパンツは漫画界で突き抜けたレベル >>15
なんか興味のない機関紙に目を通したときのような疲れがたまる
まんが読んでるはずなのに アリオンでセネカが漫画が男なのにアニメが男装少女化したのは手塚の影響なのか アリオンのロマンアルバム持ってた
編集者に「困るなぁ…勝手に“続く”なんて入れて…。コレ読み切りでお願いしますって言いましたよね?」と文句言われながらも連載にしてアニメ化の時は自分で監督もしたのよ
すごく良い映画だから観てほしい あーいーたーくてー雲のかけらーいまひといきにーすりーぬけーてくー
初めて映画館で見た映画がアリオンでした 記事読んだ後に
さっそく >>9 >>13 で噴いた >>17
ありがとう。是非読んでみたい。
ちなみにエヴァンゲリオンのコミック版は自分にはどうもしっくり来なかった。
>>25
それは知らなかった。 >>18
左翼思想者は理屈ばっかりで苦労してないから作品に反映されないんだよね。 >>18
オリジナル部分は蛇足以外の何物でもないね
そもそもこの人って絵は上手いけど漫画家としては
下手だよね 逮捕されなかったら北海道で活動家になってたろうから
結果オーライやろね 初代ガンダムのリメイクを望んでいた層がオリジンアニメが公開された途端に転向したのが実に印象的 >>1
アニメーターや演出家としては天才だけど、監督や漫画家としては… >>43
アニメーターとしては天才なんだけど、それじゃ金にならないからと廃業して漫画家に転向しちゃったからなあ
大いなる損失 >>50
ほんとに作画は神なんだけどね。売上よくなかったみたいだけど
アリオンの合戦シーンは子供ながら瞬きせずに魅入ってた 自分もこの人の絵が好き「だった」
今は、この人の絵のもっさい部分をソフィティスケートして描ける若手の絵のほうが好き
(ユニコーンガンダムのキャラデザ、作画監督、オリジンの作画監督)
まあ、安彦さんあってのそういう若手なんだから、無粋にしては、いけないと思う。
アリオン、や虹色のトロツキーがつまらないのは、この人にはストーリーを作る才能と漫画力がないため。
虹色にいたっては、現実にあったノモンハン事件を土台にしてお話を作っているのだけれど、そもそも
この人が描くメインキャラクター(全部アムロ顔)の絵柄を受け入れるターゲット層に対してリアルな
過去のドキュメンタリーが興味の外になってしまっているから。
ガンダムやクラッシャージョウは、安彦さんがお話をつくっているわけではないので、それなりに面白かった。
昔のBSマンガ夜話「虹色ののトロツキー」の回で、いしかわじゅんは、例のごとくボロクソに批判して本人の怒りを
買ったが、同席していた夏目房之介さんは、あえて批判という形をとらず「ノモンハン事件・・・事件と言ってもコレは、戦争です。
それをあえて描いた事は評価したい。」と大人な対処でまとめていたのが印象的だった。 ゴーグは放送前に全て作り終えて
アニメーター同士でレクリエーションが出来るほど
ゆとりのある環境だったらしいけど
制作現場の緊張感ってアニメの出来にも伝わるんだとw 「我が名はネロ」がすごいホモだった
面白かったけど NHKのEテレの普段は宗教の話やってる
こころの時代に安彦良和が出てたときに
こういう話してた
面白かった >>45
こういう人は学生だから過激活動してただけで卒業したら普通に今の仕事だったんじゃないの? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています