K-1、DREAMでも活躍し、現UFCヘビー級戦士のアリスター・オーフレイム(40=オランダ)と、元UFCヘビー級王者ジュニオール・ドス・サントス(37=ブラジル)は、UFCから離脱したと見られる。

 これまでオーフレイムはヘビー級7位に、またドス・サントスは12位にランクインしていたが、3月4日時点のUFCヘビー級ランキングからは、2人の名前が削除された。またドス・サントスは自身のインスタグラムで離脱の声明を発表している。
 さらに海外メディアによると、複数の関係者が2人の離脱を肯定している。

 オーフレイムはK-1、DREAM、ストライクフォースのヘビー級タイトルを同時に保持した世界でただ一人の男。11年にUFCに参戦すると、ブロック・レスナーやロイ・ネルソン、ファブリシオ・ヴェウドゥムやサントスといったトップファイターを破ってきた。
 18年11月からは5試合で4勝(4KO)し、ヘビー級5位にランクイン。タイトル戦も見据えた昨年2月のアレクサンドル・ヴォルコフ戦ではKO負けを喫した。

 サントスは08年にUFC参戦すると、11年11月ケイン・ヴェラスケスを僅か63秒でKOし無敗のまま戴冠。ファブリシオ・ヴェウドゥム、ミルコ・クロコップ、マーク・ハントといった強豪をことごとくKOしてきた。
 2度目の防衛戦でヴェラスケスに敗れてからも勝ち負けを繰り返しながら、トップ戦線に残り続けた。19年3月には3連勝で復活を印象づけたが、その後4連敗している。

 サントスはインスタグラムで「UFC、素晴らしい12年間をありがとう。私はベルトを獲るために、タフなファイターたちと戦い続けた。ベルトを勝ち取って防衛したことは、私の人生の中で最高の栄誉の一つだった。対戦相手やファン、評論家に感謝している。私は新しい道を行く。先へ進むことに興奮しているよ」とUFCから離れる旨の声明を出している。

 オーフレイムは直近のヴォルコフ戦前には「ファイナルランの始まりだ。45歳まで戦い続ける気はない。王座を獲得したらすぐに引退するだろう」と語っており、UFC離脱が本当なら他の団体で王座を狙うのか。もしUFC王座しか眼中にない場合は、今回のKO負けで引退の決断を出す可能性もある。

 UFCに次ぐ大手団体といえばベラトールだ。ベラトール代表のスコットコーカーは、オーフレイムの古巣であるストライクフォースのプロデューサーでもあった。しかしコーカーは「現在のファイター戦線を維持することに注力しており、今の所考慮していない」と語っている。果たして2人の獲得はあるのだろうか。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6b9a37112b97078207edbfaa03348203b4879114
3/4(木) 14:04配信


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