3/4(木) 9:43配信
スポーツ報知

菅義偉首相(ロイター)

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が4日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・午前8時)にスタジオ生出演した。

 番組では、菅義偉首相が首都圏1都3県を対象とする緊急事態宣言を2週間程度延長する方向性を打ち出したことを特集した。

 延長は5日に正式に決定する。菅首相は、解除基準について「病床が逼迫しているところがあるので、そうしたものが50パーセント以下になって、やはり下(ステージ2)を、ベクトルが下にいくことが大事」と述べた。

 田崎氏は、当初は解除方針だった菅首相が延長を決めた背景を「まず抑えておかないといけないのは菅さんがいつから方針転換したかです」とした上で、2日夜に行った「5大臣会合」で自身以外の全員が延長論だったこと、さらに東京都の小池百合子知事が2週間の延長を他の3県の知事と協議していることが話題になったことと解説した。

 さらに、「官邸の人たちは1月はじめのことを明確に覚えているんです。総理自身は、内々、緊急事態の発令を検討したんですけど、小池さんが緊急事態宣言を要請して、それを飲まざるを得なくなった。まるで小池さんが主導した形になってしまった。そのころから、盛んにこの政権、後手後手だと言われるようになってどっかで払拭して前に進めないといけない。そこで今回は機先を制した。先手を打った」と解説していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/36829e7afc72a79b2a8f152d861b527639a0f032