まずはこんな話から。

「名店と言われる場所には、どんな地方でも予約を取って足を運ぶ。その際、東京の名店と言われる店の手土産を持参するんです。決して安くないものです。相手にしたら、売れっ子タレントが土産を持って、わざわざ休みを取って来てくれるわけですから、うれしいですよね」

渡部建のフィールド 別の話も聞いた。

「グルメ雑誌の編集者が連絡してくると、そのうち編集長と会いたいとお願いするんです。しかもどこかの飲食店で会うときに、自分の番組のロケを入れたりする。編集長をテレビに露出させて恩を売るんです」

 かくして、単なるグルメ評論家とは違い、“グルメがわかり、発信力の強いタレント”というカテゴリーを自身で開拓したのである。

 そこに渡部が返り咲けるかどうかは、やらかしたことへの拒絶反応が根強い限りそう簡単ではないが、いずれ許してもいい空気が出てくるのも世間というもの。どんな人にも、セカンドチャンスがあってもいい。
★抜粋
https://www.jprime.jp/articles/-/20172?page=2
https://i.imgur.com/DbL6W5U.jpg