女子高生シンガーのAdoによる楽曲『うっせぇわ』が、大きな反響を呼んでいる。一度聞くとインパクトに残るメロディーと、現代社会への不満を痛烈に批判する歌詞が『エモい』と評される中、「まさにクソ客に歌いたい」と大絶賛するのは夜の世界に生きるキャバクラ嬢達だ。

 そこで今回は、クソ客に対して「うっせぇわ」と感じることをキャバクラ嬢達に思う存分語ってもらった。

説教系クソ客…「うっせぇわ」

 まず話を聞いたのは都内のキャバクラに勤務するアリサさん(仮名・25歳)。アリサさんが断トツで「うっせぇわ」と感じるというのは、どの時代にもいる説教系クソ客だ。

「特に『うっせぇわ』と言いたくなるのは、人の外見にあれこれ口出ししてくるヤツですね。『もう少しメイクを薄くしたほうがいいんじゃない?』とか『金髪なんて今は流行らないんだから黒髪にすれば?』とかお前は人の外見にとやかく言える立場なのか! 後は言葉遣いを注意してくる客もムカつく。

 最近、コロナで店が暇だから昼職の派遣会社に登録したんですよ。派遣先も決まったのでキャバの出勤が少し減ると客にLINEしたら『いつも俺が言っているように、人に対しての言葉遣いに気をつけろよ!(笑)』って返信が来たんですよ。銀座のお客さんとかに言われるのならまだしも、3900円の安キャバで万年ワンセットでドリンクも出さないお前が言うんじゃねぇって思いましたね」

ラウンジに来る“うっせぇ”客

 続いてクソ客を語ってくれたのは都内のラウンジに勤務するミナさん(仮名・28歳)。セット料金が高く、接待に利用されることが多いラウンジ。変な客はあまりいなそうなイメージだが。

「接客中は嫌に思うことはそこまでないのですが、店に来ないくせにその日起こった出来事をLINEで報告してくる客には『うっせぇわ』と言いたくなりますね。『ナミチャン、オハヨー ナミチャンも今日もお仕事カナ( ̄ー ̄?) おじさんは出張で大阪に来ています また店行くときに連絡しますね チュッ!』と、おじさんLINEの定型文のようなメッセが毎日のように来るんですよ。最近は面倒臭くなってきて、私も『ありがとうございます。がんばります』としか返信しなくなりました。それが永遠に続くのでメルマガとAIのようなやり取りになっていますね」

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